くらし 〔おしえて! ケアマネさん〕なるほど!介護保険 第10回(全12回)

9月号に引き続き、認知症高齢者グループホームの入居に関する疑問について、施設のケアマネジャーがお答えします。

◆グループホームでの生活について教えてください
掃除や洗濯、調理などの家事は役割分担をしながら入居者が行います。居室と台所、食堂などで構成された生活空間で共同生活を送り、スタッフや他の入居者とのコミュニケーションを通して、自立した生活を目指しています。

◆施設の特長を教えてください
グループホームは、高齢者が認知症になっても、住み慣れた地域で長く生活を続けられるように創設されました。地域住民との意見交換会や消防訓練、ボランティアとのレクリエーションを実施し、地域に開かれた施設づくりに努めています。自宅に近い環境で穏やかに生活できることが特長です。

◆入居費用の助成等はありますか
低所得世帯を対象とした家賃・食費の助成制度があります。一定の条件がありますので、入居申し込みの際に、対象となるかどうか、ご相談ください。

・認知症を発症しても、何もかも分からくなってしまうわけではないので、日常生活を送るだけなら問題ないことも多く、人生の先輩として入居者の方々から教えていただくこともたくさんあります。持っている能力をしっかりと活かしていくことが、グループホームにおける認知症介護の基本です。また、看取りを行う施設もありますので、希望する場合は、事前に施設へ確認をしましょう。
ケアマネジャー 小平早苗(こだいらさなえ)さん(新小羽入)

問合せ:保健福祉課介護保険係
【電話】72-6910