くらし 条例を一部改正 人と動物の共生社会を目指して

前橋市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正。飼い主などの4つの遵守事項を新たに加えました。

■適正な頭数の飼養・保管
飼う状況や環境によって、適正に飼える動物の数は異なります。多頭飼育で問題が起こらないよう、動物の数は適正に飼育管理ができる範囲にしましょう。

■飼い犬のしつけ
犬の飼い主は犬のことをよく理解し、適切な運動やしつけをしましょう。また、犬が人間にかみついてけがをさせる事故が発生しています。未然に防ぐため、飼い主の制止に従うようトレーニングをしましょう。

■猫は室内で飼って
猫を屋外で飼うと、ふん尿で近隣に迷惑をかけるだけでなく、交通事故や感染症、猫同士のけんかなど、猫にとってたくさんの危険があります。室内で飼うことで猫の健康と安全や周辺の生活環境を守り、みだりな繁殖を防ぎましょう。

■飼い主のいない猫の繁殖を防ぐために
飼い主のいない猫に餌やりをする人には責任が伴います。餌の管理やトイレの設置、清掃などの適切な管理をしましょう。また、猫は繁殖力が強く、すぐに増えてしまいます。みだりに繁殖しないように、不妊去勢手術を実施してください。手術によって発情期の鳴き声やけんか、おしっこのにおいなどの改善も期待できます。

◆さまざまな支援を実施しています。
◇飼い主のいない猫のTNR活動
飼い主のいない猫に対し、「Trap」捕獲し、「Neuter」不妊去勢手術をし、「Return」元の場所に戻すことで繁殖を防止し、飼い主のいない猫に関する苦情や殺処分の減少に寄与するTNR活動。自治会などで飼い主のいない猫の一斉捕獲・手術を希望する場合は、衛生検査課に相談してください。

◇猫の去勢・不妊手術費の補助事業
TNR活動における飼い主のいない猫の手術も対象です。詳しくは本紙9ページをご覧ください。

◇猫の捕獲器を貸し出し
猫の去勢・不妊手術目的の場合、捕獲器を無償で貸し出しています。詳しくは同課に問い合わせてください。

問合せ:衛生検査課
【電話】027-220-5777