文化 大宮盆栽村 100年のあゆみ~開村~

令和7(2025)年、大宮盆栽村は開村100周年を迎えました。
そこで、今年度は歴史を紡いできた先人たちに思いを馳せながら、世界に誇る盆栽の聖地「大宮盆栽村」の軌跡を特集します。
この100年のあゆみを振り返ってみましょう。

■盆栽村開村
名品盆栽の聖地として知られる大宮盆栽村は、現在も国内外から多くの愛好家が訪れており、その歴史は大正時代から始まります。
大正時代に現在の文京区千駄木・駒込に集中して住んでいた盆栽業者は、東京の都市化の進行によって、盆栽育成に必要な広い土地の確保や、良質な土と水の不足、そして大気汚染に頭を悩まされていました。
こうしたなか、大正12(1923)年に起きた関東大震災をきっかけに、東京の盆栽業者が集団で郊外に移転する計画が持ち上がり、移転先として、交通の便が良く、資源豊富で、環境に恵まれた大宮(当時の大砂土村)が選ばれ、大正14(1925)年に、大宮盆栽村が誕生しました。

■ユニークな住民協約
昭和3(1928)年には、組合員約20名の「盆栽村組合」が設立され、この時に盆栽村に居住する人は盆栽を10鉢以上持つ、塀は生垣とするなどといったユニークな「住民協約」を定めました。

≪盆栽みっけ≫
~あなたの盆栽を見つけよう~
大宮盆栽美術館の駐車場内には、盆栽や鉢などを購入できる大宮盆栽協同組合の共同販売所があります。かわいらしい小品盆栽から、見ごたえある本格盆栽まで、多彩な盆栽がそろっています。ぜひ、ご利用ください。
開業時間:
9時~16時30分(3~10月)
9時~16時(11~2月)
休業日:木曜日、年末年始、大宮盆栽美術館休館日

問合せ:北区役所コミュニティ課
【電話】669・6020【FAX】669・6161