- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県行田市
- 広報紙名 : 市報ぎょうだ 令和7年4月号No.946
■令和7年度から帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施します
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、痛みを伴う水疱(すいほう)(水ぶくれ)が現れる皮膚の病気です。合併症の一つに、皮膚の症状が治った後にも痛みが残ることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。令和7年度の帯状疱疹ワクチン定期接種の対象者には通知します。
対象:
(1)年度内に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上になる方
(2)接種日に60~64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
▼ワクチンの特徴
厚生労働省「帯状疱疹の予防接種についての説明書」より抜粋
▼帯状疱疹に対するワクチンの予防効果
※合併症の一つである帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。
厚生労働省「帯状疱疹の予防接種についての説明書」より抜粋
▼ワクチンの安全性
ワクチンを接種後に副反応がみられることがあります。頻度は不明ですが、生ワクチンではアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎、組換えワクチンではショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
※ワクチンを接種した部位の症状 各社の添付文書より厚生労働省にて作成
厚生労働省「帯状疱疹の予防接種についての説明書」より抜粋
▼他のワクチンとの同時接種
いずれの帯状疱疹ワクチンについても、医師が必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチンなどの他のワクチンと同時接種が可能です。
ただし、生ワクチンは、他の生ワクチンと27日以上の間隔を空けて接種してください。
▽予防接種健康被害救済制度があります
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。制度の利用を申し込むときは、健康課にご相談ください。
▼帯状疱疹ワクチンの任意接種費用の助成事業は継続となります
対象:50歳以上の方(定期接種の対象者を除く)
持ち物:接種済票、領収書、振込先口座の分かるもの
申請方法:帯状疱疹ワクチンの接種後に健康課で申請してください。
問い合わせ:同課保健事業担当
【電話】内線361~364