くらし 秩父市の取り組み~安心・安全に暮らせる笑顔あふれるまち~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県秩父市
- 広報紙名 : 市報ちちぶ 令和7年3月号
市立病院の医療提供体制を確保するために
■市立病院の現状
市立病院は「安心・安全・満足を地域住民の皆さんに」を理念とし、秩父地域の公立病院の1つであるとともに中核病院として、二次救急医療や高度医療など地域医療の提供に努めています。
現在の病院の施設は、老朽化が深刻な状況で大きな課題となっています。そのため、市では、令和6年1月に市立病院建設準備室を設置し、市立病院の建て替えに向けた検討を始めました。
■新病院の担うべき役割
市立病院は、公立病院の役割として、今後も救急医療や感染症医療など不採算・特殊部門を含む医療の提供が求められています。
新病院においても、現在の理念を引き継ぐとともに、中核病院として二次救急輪番体制を堅持するなど、皆さんに必要で十分な医療を提供できる体制を確保するように努めていきます。
問合せ:市立病院建設準備室
【電話】26-7354
■医師の確保
近年、地域医療の現場において、医師不足が深刻な問題となっています。
市立病院も医師不足は深刻な状況で、常勤医師がいない診療科もあり、少ない人員で外来・検査・入院・手術・救急対応などを担っています。
大変厳しい状況の中、市では、秩父地域外の医師に働きかけ、市立病院で勤務いただくことで、医療サービスの低下を防いできました。今後も市民の皆さんの安心・安全のために医師の確保に努めていきます。
問合せ:市立病院管理課
【電話】23-0611
◆市立病院の建て替えに向けた検討を進めています
◇市立病院建設計画策定委員会の開催
・市立病院建設の基盤となる「基本構想」の策定について市長から諮問を受け、第1回委員会を開催し、基本構想案などについて協議(7月)
・各委員の意見を聴取するため個別の意見交換や意見書の提出を実施(9、10月)
・第2回・第3回委員会を開催し、基本構想案などについて協議(11月)
・第4回委員会を開催し、パブリックコメントなどについて協議(12月)
・第5回委員会を開催し、基本構想の最終案について協議(2月)
・第6回委員会を開催し、基本構想の最終案を決定(3月後半の予定)
・委員会で決定した基本構想の最終案を市長に答申(3月後半の予定)
◇市立病院建設に関するアンケートの実施
・市立病院の職員を対象にしたweb形式のアンケート(11月、回答数110件)
・市立病院の来院者や地域住民を対象にしたweb形式のアンケート(11月、回答数823件)
◇基本構想案のパブリックコメントの実施
・委員会で協議した基本構想案についてパブリックコメントを実施(1~2月、意見:2人、14件)
◇その他(市立病院の職員との意見交換など)
・専門知識を有した事業者に委託し共同で基本構想案の策定を開始(8月)
・市立病院の病院長や各職場の責任者等との意見交換を行い、病院の現状、新病院に求められることなどについて意見を聴取(9、10月)
・市立病院の会議での説明、病院長等との個別の調整(9~3月)
※令和7年度は、より具体的な「基本計画」の策定に着手し、建設候補地、診療科、病床数などについて協議を進める予定です。
計画策定委員会の概要などを市HPに掲載してありますので、ご覧ください。
問合せ:市立病院建設準備室
【電話】26-7354
■後付け安全運転支援装置の設置補助
近年、全国的に高齢者の運転操作の誤りによる交通事故が多発しています。
交通事故の防止や事故発生時の被害軽減等を目的に、市では、自動車のペダル踏み間違い時の事故を抑制する「後付け安全運転支援装置」の設置費に対して、補助金申請を受け付けています。
◇補助対象者
次の条件を全て満たす方
(1)市内に住所を有し、設置日現在で満65歳以上の方
(2)非営利かつ自ら使用する自動車に令和6年4月1日以降に安全装置を設置した方
(3)有効期限内の自動車の運転免許証を保有している方
(4)市税を滞納していない方
◇補助対象の自動車
次の条件を全て満たす車両
(1)普通、小型、軽自動車で車検を受けている自家用車(事業用は対象外)
(2)自動車検査証の「使用者の氏名又は名称」の欄に申請者の氏名が記載されていること
◇補助金額
設置費総額(本体+部品+工賃の総額(消費税込み))の1/2(1,000円未満切り捨て)以内の額とし、上限25,000円で1人1台(回)限りです。
※予算がなくなり次第、受付を終了します。
◇申請期間
令和7年3月31日(月)まで
◇申請書類
(1)補助金交付申請書兼請求書
(2)自動車検査証(使用者欄が申請者本人)の写し
(3)有効期限内の自動車運転免許証の写し(両面)
(4)設置販売事業者が発行する安全装置名称、設置費、内訳、設置日などが確認できる書類の写し
※特に国土交通省の性能認定を受けた商品であることがわかるように設置店へ依頼してください。
(5)購入・設置費用の支払いが完了したことを証する書類の写し
※(1)の申請書は、市民生活課および各総合支所窓口に設置のほか、市HPからもダウンロードできます。
※詳細は市HPをご覧ください。
申込み・問合せ:市民生活課
【電話】26-1133
■運転に不安を感じている方は、運転免許証の自主返納をご検討ください
市では、運転免許証を自主返納した方に6,000円分の公共交通利用券を交付しています。