くらし 市長コラム

駅と駅ビルは都市の顔であり玄関です。都市構造上からも街の賑わいづくりの点からも市外から訪れる人にとっても重要な拠点施設です。駅ビルには様々な店舗等が入り、単に交通機関利用者の利便性だけでなく駅を中心とした地域全体のまちづくりにおいても大変重要な役割を果たしています。
そんな駅ビル「かぞマイン」、東武ストアを核に様々なテナントが入っていましたが、5月末にコンビニを除く全てのテナントが閉店し、6月末には最後に残ったコンビニも閉店となりました。寂しいという声もたくさん聞きます。
3月に東武ストアから閉店の報告を受けて直ぐに土地と建物の所有者である東武鉄道(株)の本社に伺い、今後の活用予定等について協議しましたが、大規模修繕するか解体するかなど現時点では未定とのことでした。私としては、駅ビルの必要性や重要性はもとより、東武鉄道と加須市との関係、最近の加須市のまちづくりの状況等を説明し、市も積極的に協力するので早急に対応を検討し計画してまいりましょうと申し入れました。
東武鉄道125周年記念誌には、今後未来を見据えて、「駅だけ」でも「まちだけ」でもない「駅とまちが一体となったまちづくりを推進」とあります。沿線の各駅でもそんなまちづくりが動き出しています。市も一緒になって駅を中心としたこれからのまちづくりに取り組んでまいります。
もちろん、近隣の方々の食料品など日用品の買い物や防犯対策等当面の対策も早急に進めています。

東武鉄道と一緒に駅ビルの再生に取り組みます!

加須市長 角田守良