くらし 市長コラム

市の面積の半分が農地、その85%が水田、作付面積も収穫量もダントツで一番の加須市。北川辺地域では7月末に極早生の「五百川」の稲刈りが始まり、お盆前には早生の「あきたこまち」、8月下旬には「コシヒカリ」と続き今、市内全域で稲刈りが行われています。
そんな「埼玉一の米どころ」加須市で今「宇宙米プロジェクト」が動き出しました。どんなプロジェクトか。今月下旬に加須の種籾がロケットで宇宙空間にある国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟に飛び、約半年間滞在予定。その後帰国した種籾を増やし、こどもたちに田植えや稲刈りを体験してもらいます。科学、技術、工学、芸術、数学を横断的に学ぶSTEAM教育「宇宙授業」も進んでいます。身近な存在のお米と遠い存在の宇宙を結びつけるプロジェクトにこどもたちも興味津々で、贈呈式や宇宙授業では、郷土愛とともに自信や誇り溢れるメッセージを発信しています。
もう宇宙は宇宙飛行士だけが行ける特別な場所ではなく、今のこどもたちの時代には生活の場になっているかもしれません。
そんな宇宙についての加須市の取り組みを、9月8日に大阪・関西万博で、早稲田大学や慶應義塾大学の教授、加須市のお米と宇宙を結び付けてくれた(株)デジタルブラストの堀口代表取締役CEOさんたちと「宇宙×食×教育」をテーマに世界に向けて発信してきました。
加須の農業とこどもたち、そして人類の未来は加須未来館や宇宙とともにあります。

加須宇宙米プロジェクト始動!

加須市長 角田守良