- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県羽生市
- 広報紙名 : 広報はにゅう 令和7年10月号
Masuda Satoshi 増田 悟士さん
(藤井下組、39歳)
羽生のここが好き:人の温かさと絶妙な住みやすさです。スーパーや商業施設の充実、交通の便の良さなど、不便を感じることがありません。
次の方へ:青年会議所で知り合った後輩です。温厚で人当たりの良い性格の持ち主。市内で住宅清掃業を営む、濱嶋裕仁さんを紹介します。
■ラグビーから学んだ生き方 コミュニケーションを大切に
祖父の代から続く市内の保育園で働く、増田悟士さん。2百名以上の園児を預かる大規模保育園の副園長を務めます。
高校、大学とラグビー部で、学生時代を部活動に打ち込んだ増田さん。大学卒業後、市外の自動車販売店に就職し、5年間営業職として働きました。28歳の時、実家の保育園の前事務長から声が掛かり、家業に入ることを決意。現在は事務職として、園内行事のスケジュール管理や保育士のサポート、保護者の対応などに従事し、園全体の円滑な運営を支えています。
増田さんは、働きやすい職場づくりのため、職員と積極的にコミュニケーションを図っています。「信頼関係を築く上で、日頃の何気ない会話の積み重ねを大切にしています。園児にも積極的に声掛けするよう心がけています」と力を込めます。こうした意識の醸成には、学生時代のラグビー部での経験が大きく影響しています。
高校3年時、増田さんの代で、コミュニケーションをとることを重視し、後輩も遠慮なく話せるように部の空気を一新しました。会話の頻度が増えたことで、チームの雰囲気が良くなったそうです。「プレーの連携も高まり、意見が衝突した際も建設的に話し合うことができました」
部活動で人と向き合う力を育んだ増田さんは、職場の風通しを良くし、仲間たちを支えます。