くらし 【特集】今と未来をつなぐため 令和7年度 施政方針特集(3)

■ゼロ予算プロジェクト
「みんなで変える」の取組として、職員からの提案によって、大きな予算を伴わずに市民サービスの向上を図るプロジェクトを実施していきます。
提案のあったプロジェクトをいくつか紹介します。

◇[POINT01] 健康づくりで「つながるば」をつくる
例えば、公共施設などで毎日決まった時刻にラジオ体操の音楽を流すなどの取組を通じて、気軽に体操に参加できる「つながるば」を生み出します。

◇[POINT02] ごみ拾いなどの活動の輪を広げる
「地域を知りたい」「関わりたい」と思っている人や、身近な社会活動に参加したことのない人に、地域に関わることのできる機会をつくり、地域コミュニティを活性化していきます。

◇[POINT03] 企業・団体・大学等が連携し、まちの課題を解決する
[SDGs]の理念のもと、市内外の企業・団体・大学等とともに、互いの得意分野を補い合いながら、新たなプロジェクトを生み出し、SDGs未来都市として持続可能なまちづくりに取り組みます。

◇[POINT04] 使われていない公共施設を有効に使う
公共施設の会議室等の中には、平日の昼間などは使われていないことがあります。このような空間や時間帯を有効に使い、まちの課題解決に活かしていきます。

■草加のまちの今と未来をつなぐ
草加市長 
山川 百合子

令和7年度は、こどもをまんなかにして、こどもも大人も笑顔あふれるまち、子育て世帯に選ばれる活力あるまち、一人ひとりが幸せを実感できるまちに向けて前進してまいります。
そのためには、既存の事業を進めているだけでは草加のまちの未来を描くことはできません。
厳しい財政状況が続く中においても、新田駅東西口の区画整理事業の推進、老朽化の進む上・下水道などのインフラ及び、公共施設の更新や修繕のほか、地域の足となる公共交通の確保や空き家の利活用など、現在、直面している課題に対応していく必要があります。
このような課題に対応しながら、こどもをまんなかにした未来につながるまちづくりを推進していくために、令和9年度までの3年間を構造改革の集中的な取組期間と位置づけてまいりたいと考えています。
限られた資源や財源を活かして市民サービスを最大化するため、公民連携の視点から、保育施設については、待機児童の課題を解消するための工夫と、更なる「子育て」「子育ち」の充実に向けた検討を進めてまいります。さらには、中期的な財政計画に基づき、公共施設の利活用のほか、インフラを維持・管理するための仕組みづくりに向けて取り組んでまいります。

この草加のまちには、草加ならではの、人、場所、歴史、風土、つながりなどの多彩な地域資源がございます。それは、他のまちにはない、我がまち「草加」の誇れる財産です。その大切な財産の価値を最大化すること、そして草加のまちの「今」と「未来」をつないでいくことが、私に課せられた使命であると考えています。草加の今と未来をつなぎ、未来を切り拓いていくためには、市民の皆様、市議会の皆様、そして職員の力が不可欠です。パートナーシップによる「だれもが幸せなまち そうか」の実現に向けて、皆様のより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。(施政方針より)