- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和7年5月号
■1 蕨市立病院整備基本構想・基本計画を策定
市内で唯一救急医療を担う医療機関であり、災害時や感染症への対応など、命と健康を守る拠点となる市立病院。3月に移転建替えに向けた「蕨市立病院整備基本構想・基本計画」を策定しました。策定に当たっては、「蕨市立病院整備検討審議会」にご審議いただくとともに、説明会やパブリック・コメントなどの機会で、市民の皆さんの声をお聴きしてきました。本構想・計画では、基本理念として「市民の健康の維持増進を第一とし、地域住民に愛される病院」、「患者及び家族の皆様が満足できるよう、安全で質の高い医療サービスの提供」の2つを掲げ、その実現のために8つの基本方針(詳細下記)や施設整備の基本的な考え方などを示しています(詳細本紙またはPDF版掲載の二次元コード)。
市ではこれからも、誰もが健康で安心して住み続けられる、選ばれるまち蕨として発展するため、本構想・計画に基づき、新たな市立病院の設計、工事を進めていきます。
◆新病院整備8つの基本方針
(1)急性期医療の継続
急性期病院の機能を継続するとともに、市内で唯一の二次救急指定病院の機能を維持します。
(2)地域医療連携の充実
高度急性期等からの患者の受け入れ、回復期・慢性期機能の医療機関や介護施設・在宅への橋渡し等、効果的な地域医療連携を図る機能を充実します。
(3)地域包括ケアへの対応
「治し、支える」医療を進めていくため、総病床数の中に一定程度、回復期機能を有する「地域包括ケア病床」を新たに確保します。
(4)周産期医療、小児医療の提供
安心して子どもを産み育てられるまちづくりのため、市内唯一の分娩施設の機能をはじめとした、周産期医療・小児医療の提供を継続します。
(5)市民の健康の維持増進への対応
成人健診センター機能を新病院内に設置し、市民の健診機能と密接に関わることで、市民の健康の維持増進に資する病院とします。
(6)外来診療環境の充実
総合病院でありながらも、紹介状を必要としない地域の身近なかかりつけ医としての機能を継続し、外来待合スペースの確保、自動再来受付や待ち時間対策等、外来診療環境の充実を図ります。
(7)入院環境の充実
ゆとりある病床面積の確保や、個室数の拡充等により、入院環境の充実を図ります。(8)働きやすい職場環境の推進効率的で効果的な医療が遂行できる環境整備と、働きやすい職場環境の形成を図ります。
◆今後のスケジュール
問合せ:市立病院
【電話】432・2277
■2 みまもり自販機を設置開始
防犯対策強化のため、市では街なか防犯カメラ事業や、家庭用防犯カメラへの補助制度などに取り組んできました。更に3月には、蕨警察署・キリンビバレッジ株式会社と防犯活動に関する協定を締結。これに基づき、先月14日から防犯カメラ付き自動販売機「みまもり自販機」の設置が始まりました。まずは市内5か所に設置し、今後設置場所を増やす予定です。
市はこれからも、防犯対策の強化に力を入れていきます。
○みまもり自販機の特徴
・顔や背かっこうが分かりやすい
・カメラが劣化しにくい
・カメラが壊されにくい
・市の費用負担なく設置できる
※映像は警察とデータ管理会社以外は閲覧できないため、プライバシーは守られます。
○声
安心して過ごせます 関口 三奈(せきぐち みな)さん 塚越3丁目
よく息子と散歩している市民公園にみまもり自販機が設置されてうれしいです。デザインも防犯カメラだと分かりやすく、犯罪の抑止効果がありそうなので、市内に広がるといいですね。
詳細:安全安心課
【電話】430・7834