- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県入間市
- 広報紙名 : 広報いるま 令和7年4月1日号
入間市の予算規模は11年連続で過去最高を更新しており、令和4年度からの3年間で100億円以上の増額となっています。借金である市債残高は令和6年度と比較して約40億円増加し、こちらも過去最高となりました。一方、貯金である財政調整基金は令和7年度末には約17億円となっている見込みで、目標としている25億円を下回り、公共施設整備基金と合計することでなんとか約26億円を確保しています。また、財政構造の硬直度を表す経常収支比率は平成28年度以降、コロナ禍で事業の休止等があった令和3年度をのぞき、6年間連続して95%を超えています。
公共施設マネジメント事業が本格化する中で、物価高騰や人件費の上昇、少子高齢化の進行による社会保障費の増加等によって、支出は今後さらに増加していくことが予想されます。
苦しい台所事情が続きますが、以下のとおり、事業の見直し・効率化による歳出の削減や、新たな財源確保策による歳入の増加を強力に推進し、財政再建を図ってまいります。
■市債の状況
市債(借金)については、市債残高や各種の財政指標などに留意して発行しています。また、将来の世代に過度な負担を残さないよう、計画的な償還を行っています。
○令和7年度末での市債残高の見込み
※表示単位未満を四捨五入しています。
■予算規模の推移
■行政改革大綱第2期実行計画個別改革進行プラン
▼サービスの最適化
•市民ニーズの把握と活用
•市政情報の共有化の推進
•情報通信技術(ICT)の活用
•広域行政の推進
▼公共施設の最適化
•行政サービスに応じた施設機能の見直し
•施設の活用、長寿命化の推進
•管理運営の効率化
▼担い手の最適化
•公共サービスの提供における市民(民間)と行政の役割分担
•多様な主体による協働の推進
•民間活力の有効活用
▼事務事業の最適化
•歳入の確保
•事務事業の評価と改善
•事務事業の選択と重点化
•歳出の効率化と事業費の削減
▼組織機構の最適化
•職員意識の改革
•人材育成の推進
•組織機構の簡素化と効率化
•定員の適正管理の推進