くらし 〔特集〕共創のちから(1)

入間市は社会の変化に合わせ新しいカタチや仕組みを創り、共創を進めます。皆さまも「未来の入間」を一緒に創りませんか。

入間市の抱える課題は複雑化し、行政だけでは解決が難しい現状となっています。これまでも入間市は、市民の皆さまとの協働をはじめ、市民団体、市内企業との協力、近隣市で構成する埼玉県西部地域まちづくり協議会での連携など、さまざまな施策を進めてきました。令和5年に入間のパーパス“心豊かでいられる、「未来の原風景」を創造し伝承する。”を掲げてからは、共感してくれた方々との共創によるまちづくりも進めています。
今月の特集は、さまざまな「共創のちから」によってできるようになったことや現在進んでいる取組を紹介します。


2025年大阪・関西万博では、世界の人々とアイディアを交換し、未来社会を「共創」するということが、コンセプトの一つに組み込まれています。入間市もこの考えに共感したため、大阪・関西万博で開催されるResolutionofLOCALJAPAN展に参加し、自治体間の共創に取り組みました。万博首長連合に参加する43自治体が14の企画グループに分かれ、各地の技術や伝統文化、音楽、食、健康、自然の魅力を体験できるブースやステージを提供します。
自治体間の共創によって見つけた新たな地域の魅力を、世界中の皆さんと共有し、感動をお届けします。

期間:2025年7月28日(月)~31日(木)
会場:2025年日本国際博覧会 大阪夢洲 EXPOメッセ『WASSE』

■Tea Journey~日本茶の文化と風味を楽しむ~
入間市・所沢市・狭山市・三重県鈴鹿市・奈良県生駒市が共創
全国有数のお茶と茶筌の産地である5つの市がコラボレーションし、日本茶の歴史や文化、職人技を五感で体感できる多彩な企画を展開。
お茶をテーマに5市でコラボレーションするブースのロゴマークとして、茶葉と茶のしずくをイメージし、茶柱で5つの市を表現しました。

▼実演 高山茶筌制作
国指定の伝統的工芸品「高山茶筌」は、材料の竹を小刀等で60~120本の穂先に割いていく、丁寧で細やかな作業により作られてます。

▼体験 高山茶筌でお抹茶お点前
「高山茶筌」を使い、「狭山茶抹茶(明松)」や「鈴鹿抹茶(鈴峰の誉)」を点て、特別な一服を体験!

▼実演 日本が誇る手もみ
普段見ることができない、職人が手作業で作る「手もみ茶」の製法を間近でご覧ください。

▼体験 狭山茶と鈴鹿のかぶせ茶の飲み比べ
○狭山茶の特徴
狭山茶は「北限の茶」とも呼ばれ、寒暖差のある厳しい環境で育つ茶葉は肉厚で、甘く濃厚な味わいが特徴です。「自園・自製・自販」で生産者の顔が見え、それぞれの商品を楽しめるのも魅力の一つです。
○鈴鹿のかぶせ茶の特徴
鈴鹿市は全国有数のかぶせ茶の産地です。収穫前に黒い覆いを被せて日光を遮り栽培することで、渋みが抑えられ、旨み成分を多く含むまろやかなお茶になります。また、鮮やかで艶のある深緑色をしています。