- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年3月号
■「みんなの防災」について考えよう
~もしあなたが避難所で生活することになったらどうする?~
朝霞市防災フェア(令和6年11月10日(日))と、男女平等啓発のパネル展(令和6年11月8日(金)~19日(火))でシール調査を実施しました。
▽避難場所がどこにあるか知っていますか?
▽家族や身近な人と災害が起きた時の安否確認方法や集合場所について話し合い、取り決めていますか?
▽皆の意見が反映される避難所運営となるため、特に配慮してほしい項目は何ですか?(3つまで)
選択肢:トイレ、プライバシー(間仕切り・パーティション)、入浴施設、女性用品(生理用品・下着等)、更衣室、キッズスペース、ペット、授乳室、運営に関わる人(リーダー)、相談窓口、役割分担、洗濯物干し場、男性用品(ひげそり等)
◆調査結果から見えた女性の視点に立った防災
調査結果から、避難場所がどこにあるかを知っている人の割合は全体の約4分の3でしたが、災害が起きたときの安否確認方法や集合場所について話し合っている人は、半分に満たない割合でした。特に配慮してほしい項目では、上位4項目は、いずれも性別と関係があるものとなり、その中で女性用品が挙げられるなど、女性の視点に立った防災に取り組む必要性があることがうかがえました。
◆災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~より7つの基本方針(内閣府)
1.平常時からの男女共同参画の推進が防災・復興の基盤となる
2.女性は防災・復興の「主体的な担い手」である
3.災害から受ける影響やニーズの男女の違いに配慮する
4.男女の人権を尊重して安全・安心を確保する
5.女性の視点を入れて必要な民間との連携・協働体制を構築する
6.男女共同参画担当部局・男女共同参画センターの役割を位置付ける
7.要配慮者への対応においても女性のニーズに配慮する
◆より知っていただくために…
・災害対応力を強化する女性の視点(内閣府男女共同参画局)
・男女共同参画の視点からの防災に関する取組(埼玉県人権・男女共同参画課)
・朝霞市地域防災計画(朝霞市危機管理室)
・3種類の防災防犯マニュアルカード
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆もしもに備えて…
避難所では限られた空間の中で多くの人たちが集団生活を強いられます。被災者が更なる二次被害を受けることのないよう、工夫することが必要となってきます。過去の大きな震災では、女性や子どもに対する暴力(DV・性犯罪など)が増加したという調査報告があり、相談窓口を設置し、多角的なニーズを反映させることが重要となってきます。
地震、台風、水害による災害は防ぐことができません。だからこそ、誰もが良好な環境で過ごせるために、自分なりに考え防災対策をすること、そして災害が起こった際にどう対応していくかについて、事前に考えていくことで、二次被害を少しでも軽減していくことができるのではないでしょうか。
※男女平等推進情報「そよかぜ」は、公募市民の企画・編集協力員と協働し作成しています。
問合せ:それいゆぷらざ(女性センター)
【電話】463-2697