くらし 議会だより(9)

●教育環境関係
▽リチウムイオン電池で焼却場が火災し大損害
外山麻貴議員:今年の1月に川口で、7月に蕨戸田でリチウムイオン電池が原因ではないかと言われる火災で焼却場が燃え、川口は67億円、蕨戸田は41億円の損害が出て、再稼働は来年3月です。リチウムイオン電池はモバイル扇風機や電子タバコ、ワイヤレスイヤホンなど充電して利用するものに内蔵され、燃えないごみの日に透明袋に入れ、他の燃えないごみとは分けて有害ごみとして捨てることになっていますが、捨て方をご存知ない方もいます。どう周知し紛れないよう対策しますか。
市民環境部長:リチウムイオン電池など有害ごみの正しい出し方を周知していく必要性は高いものと考えております。令和6年度には、有害ごみの出し方を啓発するチラシやポケットティッシュの配布、分別パンフレットの表現の見直しのほか、毎年11月に実施しているごみ分別キャンペーンや広報、市ホームページにおいて有害ごみの出し方を取り上げ、情報発信を実施してまいりました。また、令和7年8月には、有害ごみの出し方を啓発するポスターを作成し、市内公共施設や小・中学校に掲示していただくよう協力を要請しております。今後もより多くの市民に有害ごみの分別の大切さが伝わるよう、多面的な取り組みを進めてまいります。
その他の質問項目:放課後子ども教室/「おひとりさま」高齢者への支援、終活サポート/北朝霞公民館と朝志ケ丘市民センターの修繕と長寿命化改修計画

●建設関係
▽児童遊園の桜の木の老木化について
遠藤光博議員:桜の木の老木化は以前から指摘をしていますが、先日は朝霞西高校横で倒木が、東京都の駒沢公園では倒木によりけがをされた方もいます。市内の公園や児童遊園地の桜の老木についてどのように把握しているのか、緊急対応のせんていは一時的な対処で根本的対応ではありません。樹木の管理計画が必要ではないか。本当に大きな事故があってから動くのは手遅れになります。地元児童遊園地の桜の木も危険な状態です。どうか危機感を持ってしっかり対応いただきたい。今後の対応を聞きます。
都市建設部長:現状としては、樹木定期点検業務で、個別に樹木の状態を把握し、伐採等を順次対応していますが、公園等の樹木全体をどのように管理していくかといった計画は現在ありませんので、まずは先進市の事例を調査研究していきたいと考えています。また、緑ヶ丘遊園地の樹木について今後の伐採やせんていの予定はありませんが、現在契約を結んでいる維持管理委託業者や職員がパトロール等の際に発見した危険や支障のある樹木があれば順次対応していきます。
その他の質問項目:避難所のバリアフリー対策/行政主導の防犯カメラの設置を/デフリンピック東京大会の応援を 他

▽弁財歩道橋撤去及び横断歩道設置の可能性
西明議員:朝霞市三原にある弁財歩道橋は、利用する人が非常に少なく、逆に歩道橋を使わず無理に横断する人が多く歩道橋の存在がかえって事故を誘発してしまう可能性があると感じています。今後経年劣化により多額の費用をかけて補修するのであれば、利用頻度の少ない歩道橋は撤去し、その予算を横断歩道と手押し信号などの設置に充てた方が、市民の安全確保につながるとともに、実際の利用面でも有効だと思いますが、市の考えを伺います。
都市建設部長:歩道橋は、物理的に立体的になることで歩行者が安全に通行できるということで、特に学校などからは残してほしいとの声をいただいています。一方、バリアフリーの観点や継続的な維持管理費用等撤去にかかるコストとのバランスを考える必要があり、今後計画の見直しの際には、施設の損傷度を確認するとともに、利用状況や必要性についても考慮しながら、撤去の可能性も含め検討していきたいと考えています。
その他の質問項目:都市公園の樹木、児童遊園地の雑草、市道の植樹帯等市の管理の在り方/彩夏祭のこれまでの振り返り

▽北朝霞駅西口ロータリーの整備について
獅子倉晴樹議員:北朝霞駅西口ロータリーの整備について実証実験のお話がありましたが、この取り組みは、将来の姿を再現し、実際に利用していただくといったようなことかと思いますが、具体的な取り組み内容と評価についてお伺いします。
都市建設部長:令和5年度の実証実験は10月に3日間開催しました。飲食店の出店やイベントを通して平日と週末、日中と夜間と各シーンごとの広場の使われ方を検証し、さまざまな場面において多くの参加者が得られたことや、出店者の売り上げを調査することができ、この場所が持つにぎわい創出の場としてのポテンシャルを確認することができました。令和6年度の実証実験は9月に12日間開催し、将来の道路線形を再現し、一方通行化を含む通行規制を行い、交通への影響や、日常的な滞留空間としての広場の使われ方を検証しました。市道2215号線、駅からオリンピック方面に向かう道路において歩行者の乱横断が散見されたことから、荷さばきスペースや歩行空間の再検討に至ったことや、面的な交通安全対策の必要性、事業者、バスの移動を含めた検討の必要性を確認することができました。
その他の質問項目:朝霞台駅の建て替えについて/消防団の出動通知機能について

▽公園における手持ち花火の利用について
渡部竜二議員:市内公園では火災や騒音への懸念から手持ち花火も禁止されていますが、市民からは「子どもと安全に楽しめる場所がほしい」との声が寄せられています。近隣市では時間限定や管理人常駐の下、条件付きで解禁する事例もあります。住宅密集地では、ルールを定めた公園での実施がかえって火災防止につながる可能性もあります。市は先進地を参考に実施可能性を検討中とのことですが、身近な公園で家族が安心して夏の思い出をつくれる環境整備について、市の考えを伺います。
都市建設部長:公園で花火をしたいという要望は、毎年一定数いただいていることから、先進地を参考に、朝霞市で実施できるのか、検討をしています。現状としては、管理人が常駐する比較的広い公園で、手持ち花火ができるスペースがあるか、受付や監視、管理等、人員が確保できるかなどの課題がありますので、引き続き実施が可能か、調査していきます。
その他の質問項目:生成AI活用について/ドローンの活用について