子育て 「桶川市子ども議会」を開催

7月31日(木)に市内中学生を対象とした「桶川市子ども議会」を開催しました。この取り組みは、次世代を担う子どもたちが、桶川市の未来や日々の暮らしについて考え、また、様々な質問をすることで、子どもの主体性を育み、市政への参画意識を醸成することを目的に開催しています。
当日は、市内4校から10人の生徒が、市政に対して一般質問をする「議員役」と議会の進行を担う「議長役」として参加しました。

■私たちが子ども議会の議長・副議長を務めました
◇桶川中学校 今野 兼佑(こんの けんすけ)
・議長に立候補した理由
私は、昨年度も子ども議会に議員として出席しています。今年も子ども議会に参加できると知り、この貴重なチャンスを逃すわけにはいかないと思い、一般議員としてではなく、議長としての参加を志望し、立候補しました。
・子ども議会を終えた感想など
議長というとても重要な役割を担い、とても貴重な体験をすることができました。子ども議会を通して、多くの世代が自分達の市のことに関心を持つことの大切さをとても感じました。これからも桶川市の様々なことに関心を持ちながら生活していきたいと改めて思いました。

◇桶川東中学校 石橋 澪(いしばし みお)
・副議長に立候補した理由
以前から子ども議会という存在を知っていて、今回参加させていただけるということで、副議長に挑戦してみようと思ったからです。
・子ども議会を終えた感想など
始まる前から緊張感がかなりあり、ドキドキしていましたが、やってみると的確な質問と答弁で本当の議会さながらでよい経験になりました。私たちの想いも伝えることができ、これからの桶川市がどうなるか期待したいです。

◇私たちが子ども議会の議員を務めました
・桶川中学校 山田 颯大(やまだ そうた)
質問「道の駅の位置づけについて」
道の駅でポスターなどを見て、地域の観光情報や交通情報が発信されていること、地域の人々の交流の場や防災拠点などになっていることに気付きました。そこで桶川市では、どのような位置づけで「道の駅べに花の郷おけがわ」を活用しているか教えてください。
〔答弁要旨〕
「道の駅べに花の郷おけがわ」は、「観光まちづくり拠点」として位置付けており、地域振興や観光の振興を図る役割を担っています。一方、防災面では、災害時に停電しても施設に電力を供給することができる非常用電源などを整備し、災害時の復旧・復興拠点、物資の物流拠点として機能することとなっています。

・桶川中学校 桑原 昇汰(くわばら しょうた)
質問「桶川市のホームページについて」
桶川市のホームページには、きれいな写真と共に、道の駅開業までの道のりや道の駅のホームページへのリンクが載っているなど、道の駅の魅力についていち早く知ることができました。そこで、桶川市のホームページでの広報活動において、情報発信する際の工夫について教えてください。
〔答弁要旨〕
工夫には2つあります。1つ目は、「誰もが利用しやすくするための工夫」です。掲載する記事は、行政用語や専門用語の使用はできるかぎり避け、中学生が読んでも理解できるような、わかりやすい表現にしています。2つ目は、「多くの人にホームページへアクセスしていただくための工夫」です。広報誌の記事にホームページに繋がる二次元コードを載せ、誌面では載せきれない詳細な情報を掲載しています。また、SNSとの連携も図っています。

・桶川東中学校 篠子 結(ささこ ゆい)
質問「児童虐待対策について」
最近テレビで、両親や身内から虐待を受けたという痛ましいニュースをよく耳にします。そこで、桶川市での児童虐待についての対策として、どのような機関が関わっているのでしょうか。また、それらの機関はどのような支援を行うことができるのでしょうか。教えてください。
〔答弁要旨〕
桶川市では、児童虐待に関する窓口として、「桶川市こども家庭センター」を設置し、児童虐待に関する相談、地域住民や保育所などの関係機関からの虐待通告を受け付け、「埼玉県中央児童相談所」と一時保護などの今後の処遇を協議するなど、児童の安全確保に努めています。

・桶川東中学校 髙橋結衣(たかはし ゆい)
質問「学校の施設・設備について」
私達の学校の校舎は老朽化が進んでおり、もし大きな地震などの大きな災害が発生したときのことを考えると心配です。そこで、桶川市の学校施設の工事に関する費用の財源と今年度の予算額、施設の改修過程を教えてください。
〔答弁要旨〕桶川市では、国の「補助金」などの市にとって有利な財源を最大限に活用しながら、学校施設の工事を実施しています。今年度の予算額は、小・中学校全体で7億1,866万5千円を計上しています。施設の改修までの過程である「計画」、「予算」、「工事」の3つの段階を経て建物を長く使うとともに、安心して安全に学校生活を送ることができるよう学校環境の整備に努めていきます。

・桶川西中学校 小坂 唯乃(こさか ゆの)
質問「道の駅の混雑解消について」
桶川市の道の駅は圏央道から近く好立地で、現状、道の駅に入るまでに約2時間かかるほどの人気だと聞きました。そこで、渋滞解消のための駐車場の工夫や交通事故防止の工夫はどんなことをされているのか教えてください。
〔答弁要旨〕
駐車場の工夫は、車両誘導計画の見直しを行い、駐車場内の空きスペースも活用することなどで、駐車場内への誘導がスムーズになるようにしています。交通事故防止の工夫は、道の駅内の出入り口や歩行者が横断する箇所に交通誘導員を配置し、車両や歩行者が安全に通行できるよう、案内するようにしています。

・桶川西中学校 椎名 喜一(しいな きいち)
質問「高齢者の生きがいについて」
デイサービスを利用している方と交流する機会がありました。そのとき、高齢者の方にとって、若い方との交流は、楽しく、良い刺激になるのではないかと思いました。そこで、桶川市では、高齢者の方と若い方との交流するイベントなどの機会はあるのでしょうか。また高齢者の生きがいづくりにはどんなものがあるのか教えてください。
〔答弁要旨〕
桶川市では、高齢者と若い世代の方との世代間交流の推進を目的としたイベントを行っています。高齢者の生きがいづくりの主なものとして、「地域通いの場100歳体操」「健康長寿いきいきポイント事業」などがあります。

・加納中学校 石川 峻佑(いしかわ しゅんすけ)
質問:「桶川市の道路について」
道路を利用しやすく整備することは、私たちが安全安心に暮らしていくために、大変重要なことだと考えています。そこで、新しい道路を整備するときに街灯を設置する場所のルールについて教えてください。
〔答弁要旨〕
街灯を設置する場所のルールの一例といたしましては、「夜間交通量が多く、交通上危険な箇所」「交差点または横断歩道の付近」、「道路の幅員・線形または勾配が急激に変化する場所」などとなっています。

・加納中学校 田中 日向子(たなか ひなこ)
質問「桶川飛行学校平和祈念館について」
私は桶川飛行学校平和祈念館を見学に行きました。私は特攻隊に興味があり、様々な資料の展示から当時の様子が伝わりました。そこで、現在、桶川飛行学校平和祈念館で、どのような活動やイベントを行っているのか伺います。
〔答弁要旨〕
戦後80年となる今年、当館は開館5周年を迎えましたことから9月7日まで、企画展示「収集された桶川分教場の記録」を開催しています。更に、9月には鹿児島県南九州市にあります「知覧特攻平和会館」の出張展示並びに同館の「語り部」による特別講話を予定しています。

問合せ:学校支援課
【電話】788-4968