- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県北本市
- 広報紙名 : 広報きたもと 令和7年4月号
■祭りの音、伝統の響き 第26回北本市郷土芸能大会
2月16日、文化センターで「第26回北本市郷土芸能大会~未来へつなごう伝統の響き~」が開催されました。市内の囃子5団体、剣武1団体に加え、特別出演として関東各地のお囃子好きで結成された壱奏連(いっそうれん)の皆さんが出演し、ホールにお祭りが来たようなにぎやかな音がひびき渡りました。
最初の演目では囃子に合わせてひょっとこが踊りを披露。大人に続き、かわいらしい子どものひょっとこが登場すると、会場は拍手喝采。前半の最後を飾るゲストの壱奏連はキレのある動きとお囃子の高い技術で一気に会場を引き込みました。後半は18年ぶりの参加となる上手囃子保存会が獅子舞を披露。さらに狐の躍動感あふれる踊りや剣武、太鼓を載せた船などの演目が続き、来場した観客の皆さんが郷土芸能を堪能しました。
■デーノタメ遺跡 国指定記念シンポジウムを開催
3月9日、文化センターホールで「国指定記念シンポジウム『デーノタメ遺跡-巨大集落はなぜ継続できたのか-』」が開催されました。
シンポジウムでは、明治大学文学部の阿部芳郎教授や、東京大学総合研究博物館の米田穣教授などが登壇し、昨年10月に国史跡に指定されたデーノタメ遺跡の概要の紹介や、大規模な集落が1,500年もの長期にわたり継続した秘密について、最新の調査研究成果をもとに迫りました。市民団体「デーノタメ縄文の杜(もり)プロジェクト」の早野圭一さんと辻田陽子さんも登壇し、縄文体験のおもしろさ、魅力について紹介しました。
また、講演に先立って、ホワイエでは出土品展and市民活動パネル展と、登壇者による展示解説等が行われ、多くの熱心な縄文ファンがそこかしこで先生方と熱いトークを繰り広げました。
当日は平成29年のシンポジウム初開催時に次ぐ600人以上が来場し、デーノタメ遺跡の今後の研究の進展や、取組みの活性化への期待の高さがうかがえる一日となりました。
■「きたもと縄文みやげ」開発アイデアコンテスト優秀賞が決定!
3月1日、「縄文文化都市きたもと」をPRする「きたもと縄文みやげ」開発アイデアコンテストの2次審査と、審査結果発表が行われました。
提案者の皆さんの“きたもと縄文愛”があふれる力作と、熱のこもったプレゼンで会場はおおいに盛り上がりました。
グルメの部で最優秀賞を受賞した岩崎澄世さんの「コロコロくるみのひと口(くち)ケーキ」は、デーノタメ遺跡から見つかったクルミや、クルミ形土製品にちなんで、粉末状のクルミを生地に混ぜこみ、表面にもクルミをのせて焼いたケーキで、グッズの部で最優秀賞を受賞した後藤宏子さんの「きたもっちゃんストラップ」は宮岡氷川神社前遺跡から見つかった土偶をモチーフに1体ずつ手作りで作成されています。
受賞した作品は今後、北本市特産品推進委員会が商品化に向けて伴走支援を行います。
・審査結果発表3位までの作品を二次元コード(本紙参照)でご紹介しています