健康 お口の健康は全身の健康と密接に関連しています~80歳お口の健康調査~

幸手市歯科医師会
幸手市は高齢化が急速に進行し、65歳以上の人口割合が35%を超えています。これは、全国平均よりも5%以上多く、約15年後の日本全体の割合に匹敵します。すなわち幸手市における高齢化対策には、日本の将来を模索する先駆的な取り組みが求められています。
高齢になっても毎日健康に暮らすためには、日常生活の礎となっている食生活の充実が極めて重要です。近年の研究において、お口の健康は全身の健康とも密接に関連することが明らかになっています。そのため、幸手市においても歯科口腔保健の推進に関する条例が今年施行されました。
「8020運動」をご存じの人も多いと思います。歯を20本保っていれば、好きな物をなんでも咬むことができる。このことから、一生涯、自分の歯で食生活を楽しむために、「80歳になっても歯を20本保てるようにしよう!」という運動です。
高齢者の口腔保健の向上のための施策を行っていくためには、高齢者の口腔の実態把握が極めて重要です。この度、公益法人8020推進財団が幸手市および幸手市歯科医師会と協力して、全国の80歳の口腔状態の把握のための先行調査を幸手市で実施することになりました。高齢者の口腔保健向上のための実態把握は、幸手市民の健康増進において極めて重要な取り組みです。さらに、本調査の結果は日本国内にとどまらず、高齢化が進行しつつある世界各国においても健康施策を進めるための重要な基礎的資料になります。
今回の調査は幸手市在住の昭和20年生まれの人が対象となっており、10月に「ウェルス幸手」にて歯科検診を実施します。また、幸手市歯科医師会会員の歯科医院でも受診することができます。さらに、施設に入所している人や外出が難しい人には訪問検診も受け付けています。今回の調査の日に治療はできませんが、歯科医師がお口の状態をチェックする機会にもなります。お手元に「80歳お口の健康調査のお知らせ」が届いていて、まだお返事をしていない人は、幸手市健康増進課までご連絡ください。

問合せ:健康増進課
【電話】42-8421