- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鶴ヶ島市
- 広報紙名 : 広報つるがしま 令和7年10月号
■がん予防のためにできること[健康応援団No247]
日本人が一生のうちでがんになる割合は、どのくらいでしょうか。
最新のデータでは、男性の62.1%、女性の48.9%が、がんになると言われており、がんは誰にでも起こりうる病気になっています。
では、がんで苦しまないために、どんなことができるでしょうか。
一つは、がん予防のための「5つの健康習慣」を守ることです。「5つの健康習慣」とは、(1)禁煙する(他人のたばこの煙も避ける)、(2)節酒する、(3)食生活を見直す、(4)身体を動かす、(5)適正体重を維持する(太りすぎもやせすぎも注意)、です。中でも食生活については、減塩、野菜と果物を食べる、熱い飲み物や食べ物は冷ましてから食べる、の3点が大切です。
もう一つは、「がん検診」です。健康習慣を守ることで、がんのリスクは減らせますが、すべてのがんを防ぎきることはできません。そのため、がんを早期に発見し、適切な治療を受けることが重要になります。国が推奨するがん検診には、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんがあります。
がん検診は、自治体などから補助があるため、一部の自己負担で受けることができます。多くのがんは、初期には自覚症状がありません。がん検診の案内が来たら、早めに受けるようにしましょう。
参照:国立がん研究センターがん情報サービス
女子栄養大学栄養クリニック 管理栄養士 塩澤和子(しおざわかずこ)
