- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県吉川市
- 広報紙名 : 広報よしかわ 2025年8月号 No.835
■第75回全国植樹祭
▼「第75回全国植樹祭」が、天皇陛下のご臨席を仰ぎ、5月25日に埼玉県(秩父ミューズパーク)で開催され、吉川市を代表し出席してきました
▼実に66年振りの埼玉県開催。中心行事の「お手植え」では、陛下自らケヤキ、スギ、トチノキの苗木を植えられなど、「四大行幸啓」のひとつである「全国植樹祭」は厳かに執り行われました
▼そうした「全国植樹祭」でしたが、その裏には吉川市ならではのストーリーがありました。(1)市内企業の「コーワプラス」の塩入(しおいり)社長は、吉川市で排出される籾殻を構成素材の50パーセント以上とするプラスチックを開発。それを使用した製品「籾殻カップ」は、「吉川市産業フェア・ものづくりアワード」で優秀賞を獲得。(2)吉川美南高校では、市長や市職員が生徒さん達の探究をサポートした、「吉川市のまちづくりをテーマとした総合的学習」の授業の中で、生徒の岡田皓輔(おかだこうすけ)くん、野口統真(のぐちとうま)くん、高橋夢翔(たかはしゆうと)くんがこの「コーワプラス」さんの製品について探究発表。(3)成人式での「何かアイディアや思いがあればいつでも市長室を訪ねて欲しい」という市長メッセージを受けて、地元吉川市で活動したいと、東京農業大学に通う大学生の林隼輝(はやししゅんき)くんが市長室を訪問
▼そんな皆さんを市の農政課がマッチングし、若者達は「コーワプラス」さんを訪問。籾殻カップの製造過程を見学し、打ち合わせを重ね、カップやパッケージのデザインを担当することに。そして、そうした三者の共動により完成した吉川市オリジナルの「籾殻カップ」は、なんと「全国植樹祭」の記念品として、全国からの参加者に贈られることになったのです
▼皆さんの情熱と共動の心に、そして素晴らしい結果に、感動の日々。今後も吉川市において、若者×企業の連携の中で新たな未来が生み出されるよう、様々に企画してゆきたいと思います。皆さん、お疲れ様でした!ありがとうございました!
問合せ:政策室
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