くらし 【暮らしの110番】消費者啓発参考情報「くらしの110番」トラブル情報

■蛍光灯からLEDへ交換を迫る業者と製品の事故に注意

▽事例
今年中に蛍光灯が使えなくなるのでLED照明に交換したほうがいいという電話があった。本当に蛍光灯が使えなくなってしまうのか教えてほしい。

水俣条約締約国会議の決定を受け、水銀が使用されている蛍光灯は、2027年末までに製造及び輸出入が段階的に廃止されます。
このことを背景に消費者の不安をあおり、LED照明への切り替えを迫られたといった相談が寄せられています。
蛍光灯の製造・輸入が廃止となっても、2027年末までに製造・輸入された蛍光灯は在庫がある限り流通し、既存の蛍光灯は2028年以降も使用することができます。しかし、蛍光灯の流通はいずれなくなりますので、今お使いの蛍光灯は計画的にLED照明に切り替えるようにしましょう。
購入したLED照明がご自宅の電源プラグと合わなかったり、取り付け方法を誤って感電や発火などの事故を招くおそれがあります。ご自身でLED照明を取り付けする際は、あらかじめ専門家のアドバイスを聞くなど、安全確認をしてから実施するようにしましょう。

▽消費者へのアドバイス
1.蛍光灯の製造などの廃止を理由に電話や訪問でLED交換や無料点検を持ちかけられても、安易に応じないようにしましょう。
2.点検を受けてもその場では契約はせず、十分に比較・検討しましょう。
3.LED照明の交換はご自身でできるものと専門業者による工事が必要なものがあります。
4.LED照明への交換について不明なことがあれば家電量販店や電気工事店などの専門業者に問い合わせましょう。事前に照明器具全体や型式の分かる写真を撮っておくと問い合わせがスムーズです。

白岡市消費生活センター
困ったら、消費生活センターに相談
相談日:月・火・水・金曜日(祝日を除く。)
時間:午前10時~正午、午後1時~3時
会場:市役所商工観光課内

問合せ:
【電話】080-2678-4282