- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県三芳町
- 広報紙名 : 広報みよし 令和7年10月号
東京2025デフリンピックまで、あと47日(9/29時点)
東京2025デフリンピックをより楽しむために、表情や身体・手と手でコミュニケーションをとる言語「手話」やきこえない人の生活に迫ります。コミュニケーションをとる言語「手話」やきこえない人の生活に迫ります。
■三芳手話サークル
三芳町聴覚障害者の会から手話を学び、伝えることを意識してきこえない人と交流しています。様々なイベントにお互い協力して参加します。
○DATE
日時:隔週火曜日・土曜日 10:00~12:00
場所:藤久保公民館
○POINT
手話っておもしろい!きこえない人と話したい!という気持ちが大切。自分の世界が広がります。
遂に開催まで2か月を切った、耳のきこえない・きこえにくいアスリートたちの国際競技大会〝東京2025デフリンピック”。
今大会は100周年の記念すべき大会です。日本で初開催となるため、きこえる人の間でも手話に関心を持つ人が増えています。
手話を学ぶ上で大切なことは手話を使う人たちを理解すること。
今月の特集は「手と手でつながる心」。手話は人と人との心をつなぐ〝言語”。表情や身体・手と手でコミュニケーションをとる言語「手話」やきこえない人の生活に迫ります。
■手話とは?
手や指の動き、体の動き、表情を使って自分の意思を視覚的に伝える「言語」です。独自の語彙や文法体系をもっていて、世界中で国ごとに異なるさまざまな手話があります。
○手話で「ありがとう」
左手の甲を上に向け、右手の手刀で左手の甲を1回叩く。
○きこえない・きこえにくい人の割合は?
きこえにくさを感じる人約1,400万人以上
・日本の全人口の約11.4%
日常生活できこえにくさを感じている人は約1,400万人以上いるとされています。きこえにくくなる原因は様々で、年齢などにかかわらず、あなたの周りにもいる可能性があります。

〔参考〕平成30年厚生労働省「平成28年生活のしづらさなどに関する調査結果」
■手話が言語として認められるまで
○明治時代 手話の始まり
日本で初めて京都にろう学校が設立。コミュニティの無かった子どもたちが初めて集団となり、地域で使っていた手話をもちより話すことで手話が発展していったと言われています。
○大正時代 手話が禁じられた時代
相手の口の動きを読み取り、発声してコミュニケーションを取る「口話」が主流に。ろう学校では、少しでも手話を使うと手をたたかれたりするなど手話の使用が事実上禁止へ。
○平成23年 手話=言語
平成18年の国連総会で「手話は言語である」と国際的に認められ、日本では平成23年に改正された「障害者基本法」に同様の内容が明記されるようになりました。
○平成27年 三芳町手話言語条例制定
町は「手話」を使う人と音声言語である「日本語」を使う人がそれぞれの言語を尊重し、共生社会の実現に向けた様々な取り組みを行っていきます。
