- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県川島町
- 広報紙名 : 広報かわじま 2025年7月号 Vol.783
令和元年東日本台風(台風第19号)から、早くも5年以上が経過しました。当時、川島町では、東松山市を流れる新江川が決壊したことにより、正直、戸守地区で、一部床上浸水の被害が発生しました。また、町内の緊急避難場所には多くの方が避難し、混乱をきたしました。
町では水害時の避難を、原則「町外避難」としています。今月号の「広報かわじま」では、水害への対応・備えをQandA形式でお伝えします。台風シーズン前に、水害時の行動を再確認し、町全体で「水害時逃げ遅れゼロ」を目指しましょう。
「皆さんの疑問にお答えします!」防災対策室 村田主査
■Q.町外避難が原則というけど…どうして町内の小中学校に避難してはいけないの?
◆A.町内全域が浸水区域で、ほぼ全域が3m以上浸水します。そのため、避難しても最大1週間救助を待つ場所になってしまいます。
荒川流域に3日間で632mm雨が降り、堤防が決壊した場合、町内の緊急避難場所の浸水継続期間は、3日から1週間程度と想定されています。また、大規模な水害時には、電気やトイレなどのライフラインが止まる可能性も考えられます。各学校においては、浸水しない3階(中山小と西中は2階も可)を避難場所としているため、避難スペースも限られています。
そのため、まずは町外避難を考えていただき、万が一町外へ逃げ遅れた場合のみ、町内の避難場所を利用していただくようお願いします。
○町内の緊急避難場所 全6か所
中山小学校、伊草小学校、旧出丸小学校、つばさ小学校・川島中学校、西中学校、地域活動センターイースト(旧コミュニティセンター)
※旧つばさ南・北小学校、旧小見野小学校は、最上階まで浸水する可能性があるため、緊急避難場所として開設しません。ご注意ください。
○町協定締結の町内緊急避難場所 全3か所
オータ川島店(戸守382-1)、GLP川島(※)(上伊草888-1)、プロロジスパーク川島(かわじま2-1-78)
※…今後、名称が変更される予定です。
○避難先の優先順位
水害時は、町内全域が浸水するおそれがあるため、町外への広域避難を原則としています。避難先の優先順位は、下のとおりです。
[最優先!](1)町外の親戚・知人宅
(2)町外の広域避難場所
(3)町内の緊急避難場所
○町外の広域避難場所一覧
避難場所の開設・混雑状況などを確認できます。(VACAN Maps)(※本紙二次元コード参照)
広域避難場所:全16か所
・武蔵丘陵森林公園
・みどりの郷あすか東松山
・COEDOクラフトビール醸造所
・ノア東松山店
・パーラーEX滑川店
・エスタディオ東松山店
・県立松山女子高校
・埼玉県こども動物自然公園
・山村学園短期大学
・大東文化大学緑山キャンパス
・第一プラザ坂戸1000
・D’STATION坂戸店
・みどりの郷あすか鶴ヶ島デイセンター
・鶴ヶ島グリーンパーク
・ヘイワールド
・上尾運動公園
(※詳細は本紙地図をご覧ください。)
■Q.町外の広域避難場所に留まるのはどれくらい?
○A.具体的な日数は決まっていませんが、中長期的な滞在は想定していません。
広域避難場所は、一時的な避難場所として開設します。万が一、川島町で大規模な浸水被害が発生した場合は、近隣市町との災害時の相互応援協定に基づき、近隣市町の避難所(体育館など)へ2次避難することを想定しています。
また、広域避難場所では、車中泊を原則としています。車中泊に不安がある場合は、ホテルや知人宅を探すようにお願いします。