くらし 町長コラム(30)

私のコラムも今月号で終了となります。拙い文をお読みいただき、ありがとうございました。No.30までではありましたが、日頃私が考えていることを御理解いただく場となったのではないかと有難く思っています。平成25年、町長という大役をいただき、3期12年、大過なく勤め上げることができました。これも偏えに町民の皆様の温かい声援と御協力があったればこそと感謝の念に堪えません。能力不足、経験不足の中で、在任中はたくさんの失敗をし、たくさんの恥もかきました。しかしこれも長い人生の一コマであり、良い勉強をさせていただき、振り返ってみると幸せな人生であったと思います。「長瀞町総合振興計画」を町づくりの基本指針として、職員と共に事業を練り上げ、毎年予算案を議会に提出、御承認をいただき、「はつらつ長瀞」の実現に向けて様々な事業を進めてまいりました。まだまだやり残したこと、やりたかったこともたくさんありますが、行政運営には終わりという文字はありません。あとは後進にお願いしたいと思います。政治家の端くれとして26年間「あれは私が手掛けた。これはわたしがやった。」と豪語できるものもなく、政治家としての自覚が足りなかったと反省することもあります。只私は一人では何も出来ないと常々思っています。公園をつくる、道を広げる、多くの皆様のお力をお借りし、成し遂げることができるのです。「あれは私がやった」などととても言えないのです。在任中にいただいた励ましの言葉は、私の一生の宝物です。これからも愛する長瀞町の為に少しでもお役に立てればと考えております。長い間本当にお世話になりました。
感謝

「一隅を照らす、これ国の宝なり」伝教大師 最澄