- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県小鹿野町
- 広報紙名 : 広報おがの 令和7年7月号
各隊員の活動を詳しくお伝えする地域おこし協力隊通信。第21回は石川可菜さんの活動を紹介します。
■地域おこし協力隊として3年目を迎えて
小鹿野町地域おこし協力隊として活動を始めて、気がつけば3年目を迎えました。今年は、地域おこし協力隊としての最後の年になります。この2年間、町内の畜産現場に関わりながら、多くの経験を積ませていただきました。農家の皆さんと共に汗を流し、牛たちと日々向き合う中で、私自身が本当にやりたいこと、続けていきたいことが少しずつ見えてきました。
これまでの活動を通して確信したのは、「私は牛が大好きで、牛と関わる仕事が一番自分に向いている」ということです。牛の体調の変化にいち早く気づいたり、日々のちょっとした違和感を感じ取ることが自然とできる自分に気づいたとき、「この強みを活かせるのは酪農ヘルパーという仕事なのではないか」と思うようになりました。
その思いを形にすべく、今年は酪農ヘルパー見習いとして実際に活動を始めました。
現在は、酪農ヘルパーの仕事を少しづつ始めており、緊張と楽しみが入り混じった気持ちで日々今後の準備をし続けているところです。
地域おこし協力隊の任期が終了した後も、私は小鹿野町に残り、この町で酪農ヘルパーとして、町内の畜産農家さんの力になっていきたいと考えています。畜産業は365日休みがなく、体力的にも精神的にもハードな仕事です。そんな中で、少しでも農家の皆さんの「助かった」「ありがとう」の声につながるような存在でありたい。これまで現場で学んだ知識と技術を、今度はヘルパーとして地域に還元していきたいと思っています。
また、酪農ヘルパーの仕事に限らず、小鹿野町でさまざまなことにも挑戦してみたいという思いもあります。大好きなこの町で、仲間や家族のような人たちに囲まれながら、これからも自分の足でしっかりと根を張り、地域の一員として力を尽くしていけたらと思います。
これまで支えてくださった皆さま、本当にありがとうございます。協力隊としての活動はあと半年となりますが、今後も小鹿野町での人生はまだまだ続いていきます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。