くらし 特集 2025年はどんな年に(1)

■あけましておめでとうございます
◇この町のみんなが、ともに未来をつくる町
宮代町長
新井 康之

あけましておめでとうございます。町民の皆さんには清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年もさまざまな場で町民の皆さんとお会いし、活動の様子や生活の中での想いをお聞きすることができました。年齢や性別にとらわれず、宮代町が好きだという気持ちをお聞きするたびに、町政運営に対する想いをさらに強くした1年でした。
近年、宮代町を選んで転入してくる「宮代ファン」が増えています。道佛地区に新しい住宅地ができ始めたのは10年前ですが、今でも市街化区域の中には新しい住宅が建ち続けています。宮代町の合計特殊出生率は近隣の自治体と比べても高い数値を示しています。
宮代町では虫や鳥、木々の変化やうつろいから季節を感じます。少し歩けば、里山の風景が広がります。その一方で、駅が3つあり、スーパーやコンビニに困ることはありません。市民活動も盛んです。これこそが転入してきた皆さんを惹きつける宮代町の魅力なのだと感じます。その良さを、さらに伸ばしていくのが私の責務です。
今、町では2030年までの町の総合計画、それに基づく須賀小学校再整備、東武動物公園駅東西口や春日部市に抜ける都市計画道路、御成街道の立体化など、未来につながる仕事を全力で進めています。
この町のみんなが、ともに未来をつくる町。それができる町。そんな宮代町でありたいと願っています。新しい年も、町民の皆さんの声に耳をかたむけ、全力で町政運営を行ってまいりますので、どうか宜しくお願い申し上げます。

◇次世代のための議会改革
宮代町議会議長
田島 正徳

新年、明けましておめでとうございます。皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年の議会を振り返ってみますと、2月に町議会議員一般選挙が行われ、新人議員4人が加わり、女性議員が5人当選し、議会に新たな風が吹いた1年でした。
5月に実施した職員や同僚議員に対してのハラスメントに関するアンケート調査の結果を受け、議会ハラスメント防止条例の制定のために5月に勉強会をスタートさせ、7月に議員研修会、先進地視察を実施しました。
議員研修会では議会運営に長年携わった取手市総務部情報管理課長の岩﨑弘宜(いわさきひろまさ)氏を講師にお招きし、また10月には議会改革アドバイザーの委嘱をさせていただきました。宮代町議会としては、岩﨑アドバイザーの助言をいただきながら、特別委員会で条例案を策定し、12月定例会において、議員提案の「議会ハラスメント根絶条例」が全会一致で可決されました。ハラスメント関係の条例の制定は埼玉県の町村議会として初めてになります。
宮代町に住んでよかったと思える町づくりのために、次世代のための議会改革を目指して議会活動の充実、条例等の見直しを進めて参りますので皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
結びに、皆様のご多幸、ご健康をお祈り申し上げまして、新年のあいさつとさせていただきます。

■昨年10月から12月まで計3回、須賀小学校地域拠点施設整備のためのワークショップが行われました。写真(※本紙参照)はワークショップ参加者の皆さんによる須賀小学校の「どんぐりピアノ」を囲んでの記念撮影。今年は令和10年の完成に向けて、建物の実施設計を行います。