- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県
- 広報紙名 : ちば県民だより 令和7年4月号
一般会計予算総額:2兆1042億円
令和7年度当初予算は、3月に知事選挙を控えていたため、いわゆる「骨格予算」となっています。
人件費、社会保障費などの削減することができない経費のほか、新規事業として防災や防犯対策など、安全・安心の確立に向けて一日も早く取り組むべき事業などを計上しました。
今後、知事選挙の結果を踏まえ、必要な事業を検討し、補正予算に計上する予定です。
県民一人当たりに使われる予算は…33.6万円
総務費:1.9万円
民生費(福祉の充実など):6.2万円
衛生費・環境費(医療の充実、環境保全など):1.6万円
農林水産業費(農林水産業の振興など):0.9万円
商工費・労働費(経済の活性化など):5.1万円
土木費(道路や河川の整備など):1.8万円
警察費(警察活動など):2.4万円
教育費(教育の充実など):6.3万円
公債費(借入金の返済など):3.7万円
その他:3.6万円
※令和7年3月1日現在の県人口を基に作成
※グラフや表の数値は端数調整の関係で合計が一致しない場合があります。
■…新規事業
●…一部新規事業
▼…継続事業
〔危機管理体制の構築と安全の確保〕
被災者が速やかに支援を受けられるようにするため市町村と共同でシステムを運用するほか、避難所の生活環境を改善するためのトイレカーなどを整備します。また、視覚障がい者向けの音声対応ハザードマップ(※1)の導入など防災情報のバリアフリー化を進めます。
■被災者支援システム運用事業:8100万円
■地域防災緊急整備事業(令和6年度2月補正):1億2000万円
■防災情報バリアフリー化事業:950万円
激甚化する災害から県民の生命・財産を守るため、河川改良や海岸保全施設(※2)の整備、土砂災害対策や農地防災対策に取り組みます。
▼河川・海岸・砂防事業(令和6年度2月補正と合わせ):298億2217万円
▼農地防災事業:30億9945万円
▼一宮川流域浸水対策特別緊急事業(令和6年度2月補正と合わせ):43億5164万円
犯罪を防止するため、市町村などによる防犯カメラの設置数を増やすとともに、防犯資機材などの整備に対して新たに支援します。また、交通安全を推進するため、飲酒運転の根絶や、自転車のヘルメット着用率の向上を目指した広報啓発を強化します。
▼市町村防犯カメラ等設置事業補助(令和6年度2月補正と合わせ):1億8600万円
■地域防犯力向上支援事業(令和6年度2月補正):1億800万円
●飲酒運転根絶対策事業:3403万円
●自転車安全利用の促進:9980万円
〔未来を支える医療・福祉の充実〕
小児科医を目指す学生への医師修学資金の加算など、小児科医を確保するための総合的な対策を行うほか、君津医療圏における看護師確保のため、保健師等修学資金の貸付額を引き上げます。また、保健所の事務を集約して行う事務処理センターを設置します。
■小児診療対応医師確保総合対策事業:1670万円
▼保健師等修学資金貸付事業:4億1005万円
■保健所の業務改善に向けた事務処理センター設置・運営事業:3億円
介護事業所の業務効率化のため、介護ロボットなどの導入に対する助成やモデル事業所の養成を行うとともに、介護支援専門員(ケアマネジャー)を確保するため研修受講料を助成します。また、私立幼稚園における医療的ケア児※3の受け入れ体制の整備を支援します。
●介護事業所における業務改善支援事業(令和6年度2月補正と合わせ):12億9400万円
■介護支援専門員研修受講料補助:1300万円
■私立幼稚園医療的ケア看護職員配置事業:2200万円