くらし 2025年度予算 主要事業(2)

■千葉開府900年(2026年6月)に向けた取り組み
市民の皆さんと一緒に、まちの歴史を振り返り、未来を考える契機とするため、記念事業を行うとともに、まちの歩みを学べるように、郷土博物館の展示をリニューアルします。また、市民参加型の芸術祭「千葉国際芸術祭」を初開催します。
◆千葉開府900年に向けた機運醸成・ひとづくり・まちの魅力向上
○千葉開府900年事業
内容を拡充する事業 8,500万円(2026年度に1億7,500万円)
「千葉開府900年」「千葉開府の日(6月1日)」の認知度の向上と、記念事業への参加を促すため、千葉開府の日にあわせたイベントなどを開催

○郷土博物館のリニューアル
1億4,700万円
千葉氏をはじめとする郷土の歴史を学ぶ拠点とするため、郷土博物館の展示をリニューアル(11月オープン予定)

○千葉国際芸術祭の開催
2億2,900万円
地域の魅力ある資源を活かしながら市民が広く参加し、アーティストとともに楽しみながら創り上げていく3年に1度の芸術祭を初開催

○アントレプレナーシップ教育高校生海外派遣
内容を拡充する事業 400万円
新たなビジネスに挑戦する人材を育成するため、市内在住・在学の高校1年生・2年生を対象に、海外派遣を含む2年間にわたる研修を実施

○起業家海外展開実践研修
新規(一部含む事業) 400万円(2026年度に3,500万円)
市内企業の成長や海外展開の実現を支援するため、国内および海外での研修を実施

■地域経済の活性化
地域経済・社会の活性化を図るため、地域経済の新たな担い手の創出や、農業の持続的な発展と成長産業化の取り組みを推進します。
◆地域経済の新たな担い手の創出を推進します
○創業支援の強化
新規(一部含む事業) 1,900万円
販路拡大やビジネスマッチングに向けた外部メンターによる経営支援、起業意欲の高い女性を対象とする実践的な創業者研修を実施

◆雇用の確保・拡大と人材育成を強化します
○資格取得支援
内容を拡充する事業 600万円
人手不足の業種における従業員の資格取得に向けた支援について、対象業種を追加(製造業、自動車整備業)

◆農業の成長産業化を推進します
○食のブランド化推進
内容を拡充する事業 3,000万円
食のブランド「千」のカタログギフトを新たに制作するなど、認定品の認知度向上や販路拡大に向けた取り組みを推進

◆農作物被害などを防止します
○有害鳥獣対策の推進
内容を拡充する事業 3,500万円
捕獲用わなを増設するほか、農業者へ新たに電気柵購入費用を助成

■地域社会の充実
持続可能な市民主体のまちづくりの推進を図ります。
○区役所を中心とした地域支援プラットフォームの構築
100万円
地域課題の解決、地域コミュニティの維持・強化を図るため、町内自治会・大学・NPOなどの交流会や研修会を全区で実施

■文化芸術・スポーツの充実
文化芸術の振興や市民スポーツ活動の促進に取り組みます。
◆スポーツ観戦の機会創出など市民スポーツ活動の充実を図ります
○国際スポーツイベントの誘致
1億円
世界最高峰の国際大会「バレーボールネーションズリーグ2025千葉大会」の開催(7月)を支援

◆文化財の保全と活用を図ります
○特別史跡加曽利貝塚新博物館の整備
3,500万円(2026年度以降に122億円)
縄文文化とSDGsを学ぶことができる博物館を目指して新博物館を整備(整備・運営事業者の公募・選定)

■健康・福祉の充実
健やかに安心して暮らせる社会をつくるため、重層的・包括的支援体制の整備や健康づくりに取り組みます。
◆包括的支援体制を構築します
○重層的・包括的支援体制の構築
内容を拡充する事業 5,900万円
社会からの孤立など既存の制度では対応しきれない方に対し、社会参加に向けて支援

○生活困窮者自立支援
内容を拡充する事業 1億7,800万円
家計の改善が見込まれる方に対する転居費用の支援や、中学校を卒業した子どものいる生活保護世帯向けに進学や就労に関する進路相談などを新たに実施

◆健康づくりを促進します
○帯状疱疹ワクチン接種への助成(詳しくは〔本紙5面〕へ)
内容を拡充する事業 6,000万円
帯状疱疹ワクチンの定期接種化に伴い、高齢者などを対象に接種を実施

◆医療提供体制を充実します
○(仮称)幕張海浜病院の整備
231億3,100万円(2026年度以降に56億9,500万円)
海浜病院に代わる新病院の建設工事など(2026年秋頃開院予定)

◆障害のある方への支援体制を整備します
○障害者基幹相談支援センター運営
内容を拡充する事業 2億8,100万円
相談の増加や内容の複雑化に対応するために相談員を増員

◆動物愛護を推進します
○(仮称)動物愛護センター整備
1,700万円
老朽化しているセンターの再整備に向けた基本設計などを実施

■安全・安心なまちづくり
災害に強いまちの基盤づくりや安全・安心な市民生活を守るための取り組みを推進します。
◆災害対応体制の強化を図ります
○マンホールトイレの整備
内容を拡充する事業 5,000万円
設置済の市立学校に加え、新たに県立高校(6校)にマンホールトイレを整備

○被害認定調査システム
新規(一部含む事業) 2,800万円
罹災証明書発行を迅速に行うためのシステムを導入

◆防犯対策を推進します
○防犯カメラ設置・設置費用助成
内容を拡充する事業 6,700万円
駅周辺の防犯カメラを増設、町内自治会・地区町内自治会連絡協議会に設置費用を助成するほか、学校への設置を全校に拡充

■環境・自然の保全
持続可能なまちの実現のため、国から選定された脱炭素先行地域に基づく取り組みのほか、環境・自然の保全を推進します。
◆地球温暖化対策を推進します
○脱炭素先行地域に基づく取り組み
12億8,900万円(2026年度以降に2億8,300万円)
清掃工場余剰電力の活用や市有施設への太陽光発電設備などの導入

○再生可能エネルギー等導入の推進
内容を拡充する事業 9,600万円
太陽光発電設備の設置者への次世代自動車購入費助成額を拡充(10万円→15万円)するなど、脱炭素化に向けた設備などの導入を支援

◆環境負荷に配慮したごみの削減と適正処理を図ります
○新清掃工場の整備
285億3,100万円
旧北谷津清掃工場の跡地に新清掃工場の建設工事を実施(2026年度オープン予定)