くらし 2025年度予算 主要事業(1)

*金額は100万円未満四捨五入

■子育て支援・教育施策のさらなる充実
妊娠・出産期から切れ目のない支援体制の構築や、子育てと仕事を両立できる環境・学びを支える教育環境の充実のほか、若者へのサポートや虐待・不登校など、厳しい状況にある子ども・家庭への支援を強化します。
◆妊娠前から子育て期までの支援を充実します
○乳児一般健康診査
内容を拡充する事業 2,500万円
乳児期の健康管理や病気の早期発見・早期治療のため、新たに1か月児健康診査の費用を助成(補助上限額6,000円)

○むし歯予防フッ化物洗口導入支援
新規(一部含む事業) 100万円
就学前児のむし歯予防のため、市内保育施設や幼稚園にフッ化物洗口剤の提供や歯科医師による指導を実施

◆子育てと仕事を両立できる環境を整えます
○保育士等給与改善
内容を拡充する事業 17億4,400万円
民間保育園などに勤務する保育士などの給与改善のため、助成額を引き上げ(1人あたり月額3万円→月額4万円)

○民間保育園等整備
内容を拡充する事業 7億9,300万円
増加する保育需要に対応するため、保育施設15カ所を整備

○公立保育所主食提供
内容を拡充する事業 1億3,400万円
公立保育所の3歳以上児への主食提供を拡充(27カ所→48カ所)

○病児・病後児保育運営支援
新規(一部含む事業) 2026年度以降に800万円
病児・病後児保育施設の新規開設を促進するため、開設後2年間の運営費を新たに助成

◆こども・若者の権利を保障し、社会参画を推進します
○こども・若者基本条例に基づく取り組み(詳しくは〔本紙14面〕へ)
新規(一部含む事業) 1,400万円
2025年度から施行する条例の周知・啓発。こども・若者の意見を市政に反映させる会議の開催。外部有識者からの意見聴取。こどもの権利に関する救済委員などの設置

◆放課後の子どもの居場所の充実を図ります
○子どもルーム整備
内容を拡充する事業 300万円
待機児童解消に向けて施設を3カ所増設(受入枠120人分増)

◆児童虐待防止対策を強化します
○保護者と子どもの関係構築支援
新規(一部含む事業) 900万円
児童養護施設などに入所中の子どもとその家族に対する親子関係の再構築に向けた個別支援プログラムや、子育てに悩みを抱える保護者向けにグループワークなどを実施

○新東部児童相談所などの整備
1億1,900万円
東部児童相談所、養護教育センター、こども発達相談室、発達障害者支援センターなどからなる複合施設を整備

◆学びを支える教育環境の充実を図ります
○体育館冷暖房・学校施設の環境整備
58億2,300万円(2026年度に1億3,100万円)
体育館冷暖房設備の整備工事を30校で実施するほか、学校施設の大規模改造などを実施

○若葉住宅地区小学校新設
51億4,000万円
住宅開発が進む幕張新都心若葉住宅地区に新たに小学校を建設(2026年4月開校予定)

○GIGAスクール構想端末の更新
600万円(2026年度以降に85億6,300万円)
児童・生徒向けの1人1台端末を軽量なものに更新するほか、生成AIを用いた英語スピーキングソフトを試験的に導入

◆学校生活の支援を充実します
○不登校対策の推進
内容を拡充する事業 3億4,300万円
別室登校の児童・生徒に継続的な学習支援や相談を行うステップルームティーチャーを増員。不登校やいじめなどの悩みの解消に向けた相談支援を行うスクールカウンセラーの配置時間を拡充。不登校児童・生徒の心理的支援充実のためのライトポートカウンセラーを全区に配置

◆給食費等を支援します
○給食費等支援
5億4,000万円
保護者負担の軽減を図るため、食材料費の高騰分を公費で負担し、これまでどおりの栄養バランスや量を保った給食を提供

■持続可能で魅力あるまちづくりの推進と都市基盤の充実・強化
中央公園プロムナードの将来像を検討するとともに、官民連携による居心地が良く歩きたくなるまちづくりと中心市街地の再生を推進します。また、都市機能や経済活動の持続的な発展に向けて、広域道路や地域公共交通のネットワークの形成を図ります。
◆都心の魅力向上を図ります
○千葉駅周辺の活性化推進
3,000万円(2026年度に1,800万円)
県都の中心にふさわしいまちづくりに向け、「千葉駅周辺の活性化グランドデザイン」を改定するとともに、社会実験などを通じて中央公園プロムナードの将来像を検討

◆持続可能な公共交通ネットワークの形成を図ります
○持続的な公共交通ネットワークの形成
1億1,600万円
路線バスやタクシーの運転手不足対策として、人材確保の経費を助成するほか、生活交通であるバス路線を維持するため、運行経費を助成

◆道路ネットワークの形成を図ります
○(仮称)検見川・真砂スマートIC整備
8,800万円
東関東自動車道に接続する新たなスマートICの整備に向けた設計

○新湾岸道路の検討
1,800万円
湾岸地域の交通容量不足の解消を図るため、国の検討にあわせて周辺道路への影響検討を実施

◆安全・安心な移動環境を整備します
○バス停ベンチ設置
新規(一部含む事業) 3,000万円
バス待ち環境や道路利用者の利便性向上などのためにベンチを設置

◆スマートシティを推進します
○書かない窓口導入
内容を拡充する事業 1億2,100万円
区役所市民総合窓口での手続きの際に、住所などの記載が原則不要となる「書かない窓口」を導入(2026年1月開設予定)