くらし [特集]知っておこう津波避難
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県館山市
- 広報紙名 : 広報だん暖たてやま 令和七年11月号
避難広報
■海がある街だから 知っておこう 津波避難
自然災害から命を守るためには、“安全な場所”へ逃げることが大切です。
しかしながら、“安全な場所”は地震や津波、台風や大雨にともなう土砂災害など、自然の脅威によって変化します。
今回は、「津波防災の日」に合わせて、津波からの避難について4つのポイントに分けてご紹介します。
▽渋滞で逃げ遅れないために! 津波避難は徒歩が原則
自動車で避難をした場合、地震によって発生した土砂災害や家屋の倒壊、液状化等により道路がふさがれて普段どおり通行できない可能性があります。また、多くの人が一斉に避難を開始するため、交通渋滞も発生し、逃げ遅れるおそれもあります。
※あくまでも徒歩避難は原則であり、病気やけが等により徒歩での避難が困難な方は車で避難をしても問題ありません。
▽津波の速さは陸上選手並み! 「津波・大津波警報」が出たらすぐ避難
津波は、陸地に近づくにつれてスピードが落ちますが、海岸付近では時速36km(100mを約10秒)の速さで襲ってきます。津波が見えてから走って逃げることはまず不可能です。
「津波警報」「大津波警報」が発表されたら、ただちに避難を開始してください。
▽海の近くにいて高台まで避難する時間がない! 津波一時避難ビルは最終手段
海の近くにいて津波が襲ってくるまで時間がない場合や、内陸(避難対象地域外)まで逃げるのが困難な場合は、今いる場所から一番近い「津波一時避難ビル」の“できるだけ上の階”に避難してください。
市では海岸に近い建物のうち18か所を「津波一時避難ビル」に指定しています。
「津波一時避難ビル」の場所は、防災マップや市ホームページで確認できます。
▽いざという時あわてないために 危険箇所を日頃から確認
災害から自分や大切な人の命を守るには、日頃から周りの“危険な場所”を知っておく必要があります。家族と一緒に通学路や通勤路を歩いて危険な場所の確認をしておきましょう。浸水想定区域や通行危険か所などは「館山市防災マップ」にも掲載しています。
“安全な場所”(避難場所や避難所)への経路を日頃から確認しておくことで、避難行動をいち早く取ることができます。
■11月5日は津波防災の日
平成23年の東日本大震災で、東北地方の太平洋沿岸を襲った津波によって、多くの人命が失われました。
これを受けて、国民の生命を守ることを目的に「津波対策の推進に関する法律」が制定され、毎年11月5日が「津波防災の日」と決められています。
問合せ:危機管理課
【電話】22-3442
