くらし 知ってほしい!介護現場の魅力

11月11日は「介護の日」です。介護について理解と認識を深め、介護に関わる方々を支援し、地域社会での支え合いや交流を促進するための啓発活動を重点的に行います。
少子高齢化が進む中で、介護サービスの需要は今後もますます高まると見込まれており、その需要に応えるためには、介護職員の確保が非常に重要です。
介護現場では、施設などで日常生活全般の介助を行う「介護職員」、自宅などに訪問して食事や入浴などの介助を行う「ホームヘルパー(訪問介護員)」、介護サービスに関する相談対応やケアプランの作成を行う「ケアマネジャー(介護支援専門員)」など、さまざまな職種の方が活躍しています。
介護職は、高齢者や障がいのある方、そのご家族の生活を支える、社会にとって欠かせない存在です。
今月号では、介護現場で働く職員へのインタビューから、介護職の魅力をお伝えするとともに、介護などの高齢者の生活に関するお悩みの相談先を紹介します。

■介護の仕事の魅力や目標を聞きました
◆さつき会ケアマネセンター ケアマネジャー 田丸由香さん
◇介護の仕事との出会い
元々臨床検査技師をしていましたが、叔母が自宅で祖母の介護をしていたこと、その祖母を看取った経験から、介護の道に転身することを決めました。子どもがまだ小さい頃でしたので、理解のある家族の支えを受けながら、ヘルパースクールに通いました。

◇介護現場の現状
介護現場は従事者の高齢化や給与面など、常に多くの課題を抱えています。とくにケアマネジャー不足は深刻で、新規利用者の受け入れが難しい事業所も少なくありません。

◇介護の仕事の魅力は?
利用者の人生に最後まで寄り添えることです。利用者本人の想い、支えるご家族の想いの両方をくんで、両者の橋渡し役となり、一人ひとりに最適な施設やサービスなどのプランを提案することに、大きなやりがいを感じています。
また、その中で現場の介護サービス事業者だけでなく、行政、病院など、さまざまな機関と繋がりを持ち、調整しながら仕事を進める点は充実感がありますし、利用者との交流を通して、戦争など貴重な体験談を聞けることも魅力の一つです。

◇今後の目標は?
ケアマネジャー特有の困りごとや経験などを共有できる、横のネットワークを作ることです。事業所の垣根を越えた検討会や勉強会などを通じて、介護の質の水準を高めていきたいと思っています。

◆グループホーム ならわの家 介護職員 渡辺香織さん
◇介護の仕事との出会い
知人の紹介をきっかけに、当施設で調理スタッフとして勤務を始めました。元々祖父母と同居していたこともあり、介護の仕事には関心があったため、8年の勤務を経て介護職員に転身しました。

◇介護の仕事の魅力は?
入居者の皆さんの笑顔が見られることが、この仕事の一番の魅力です。日々の生活をともにしながら、さまざまな活動を通じて喜びを分かち合えることに、大きなやりがいを感じています。

◇介護職員を目指す方へ
「介護の仕事」と聞くと大変そうなイメージがあるかもしれませんが、実際に働いていると、大変だと感じることよりも、やりがいや楽しさを感じることの方が多いです。介護の仕事に興味を持ってくれる、若い世代の方が増えると嬉しいですね。

◇今後の目標は?
入居者の皆さんはもちろん、スタッフも一緒に楽しめるイベントなどを企画していきたいです。
また、個人としては、先日実務者研修を修了したので、今後も専門的な知識と技術の向上に努めていきたいと思っています。

▽グループホーム ならわの家 入居者の皆さんの声
・職員の皆さんがとても親切で、毎日安心して過ごせています。みんなで一緒に掲示物を作ったり、話をしながら食事ができることが嬉しいです。
・運動会などのイベントがとても楽しいです。これからも皆さんと仲良く、穏やかな日々を過ごしていきたいです。

■介護人材確保育成支援事業補助金の申請を受け付けています
介護支援専門員の資格取得費用や、主任介護支援専門員研修・介護職員初任者研修の受講費用などを補助します。
今年度からは、更新研修などの受講費用も補助対象となります。
対象:資格取得・研修を修了し、市内の介護サービス事業所で就労中の方
補助金額:補助対象経費の1/2(補助対象経費により上限額が異なります。)
※申請方法などの詳細は、市ホームページをご確認ください。

問合せ:介護保険課
【電話】62-3158【FAX】62-3165

■介護のことなど高齢者の生活に関するお悩みは地域包括支援センターへ
地域包括支援センターは、高齢者ご本人だけでなく、そのご家族やご近所にお住まいの方もご利用いただける、高齢者に関する総合相談窓口です。お困りごとや心配ごとがありましたら、お住まいの地区の地域包括支援センターへ、お気軽にご相談ください。
※市公式YouTubeチャンネルで、地域包括支援センターを紹介しています!

◇[昭和・根形]袖ケ浦市昭和・根形地区地域包括支援センター
【電話】38-3771
場所:神納4181-68(特別養護老人ホーム袖ケ浦菜の花苑敷地内)
担当地区:坂戸市場、奈良輪、奈良輪1丁目・2丁目、袖ケ浦駅前1丁目・2丁目、福王台1丁目~4丁目、神納、神納1丁目・2丁目、南袖、飯富、下新田、三ツ作、大曽根、野田、勝、のぞみ野

◇[長浦]袖ケ浦市長浦地区地域包括支援センター
【電話】53-8671
場所:蔵波台7-24-2
担当地区:今井、今井1丁目~3丁目、蔵波、蔵波台1丁目~7丁目、長浦、長浦駅前1丁目~8丁目、久保田、久保田1丁目・2丁目、代宿、久保田代宿入会地、椎の森、北袖、中袖

◇[平川]袖ケ浦市平川地区地域包括支援センター
【電話】40-5994
場所:野里1452-4(袖ケ浦瑞穂特別養護老人ホーム内)
担当地区:永地、下泉、高谷、三箇、三箇錯綜、川原井、林、野里、上泉、永吉、岩井、百目木、百目木飛地、百目木錯綜、横田、大鳥居、三黒、谷中、真里錯綜、下内橋錯綜、戸国飛地、下根岸、阿部、堂谷、打越、大竹、滝の口、吉野田、玉野、上宮田、下宮田

◇袖ケ浦市地域包括支援センター(基幹型地域包括支援センター)
場所:袖ケ浦市役所 高齢者支援課内
【電話】62-3225
各地区包括間の総合調整・後方支援の役割を担います。

受付時間:午前8時30分~午後5時15分(土・日曜日、祝日、年末年始を除く)
※予約は不要です。
※業務時間外でも緊急の場合は、各地区地域包括支援センターにご連絡ください。