くらし おおたき議会だより No.122 令和7年第1回議会定例会(1)

発行:千葉県大多喜町議会
編集:議会報編集委員会
【電話】0470-82-2182

■3月会議
3月4日から3月18日まで開催し、町長から提出された専決処分の報告のほか、人事案件、指定管理者の指定、条例制定・改正、令和6年度補正予算、令和7年度予算など29件を同意、可決しました。
また、議員より提出された発議3件の審議および請願1件の審査を行い可決、採択しました。
なお、一般質問は2名の議員が行いました。
議案の内容や一般質問などは紙面の都合で要約して掲載しています。

●人事
▽固定資産評価審査委員会委員の選任について
(同意第2号)
固定資産評価審査委員会委員3名のうち、1名の任期が令和7年6月15日で満了となることから、後任として古茶義明氏(小田代)を選任しました。

●指定管理者の指定
▽大多喜町もみの郷会所交流体験施設の指定管理者の指定について
(議案第7号)
大多喜町もみの郷会所交流体験施設の指定管理者を「会所区」から「もみの郷会所運営委員会」に変更しました。
指定期間:令和7年4月1日から令和12年3月31日まで

▽大多喜町商家保存資料館の指定管理者の指定について
(議案第33号)
大多喜町商家保存資料館の指定管理者を「一般社団法人大多喜町観光協会」としました。
指定期間:令和7年4月1日から令和10年3月31日まで
※議案第17号の可決に伴い、追加議案として提出されました。

●条例制定・改正
▽飲料水供給施設の設置及び管理に関する条例の制定について
(議案第8号)
令和7年4月1日から伊藤浄水場の施設管理を町が行うため、管理などに必要な条例の制定を可決しました。

▽行政組織条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第9号)
夷隅地域の水道事業統合や多様化する行政ニーズに向け、組織(課)の見直しを可決しました。
改正内容:
・「環境水道課」を「生活環境課」に改正。

問:生活環境課の業務に飲料水供給施設の管理に関する文言を入れなくて良いのか。
答:条例には主な分掌を記載してあります。細かい業務については規則で定めることになります。

▽刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について
(議案第13号)
「刑法等の一部を改正する法律」の施行に伴い、関係条例の字句の改正を可決しました。
改正内容:「懲役」および「禁錮」を「拘禁刑(こうきんけい)」に、「提訴」を「起訴」に改正
関係条例:一般職の職員の給与等に関する条例ほか4条例

▽奨学基金貸与条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第15号)
奨学金制度を改正し、一定の要件を満たした場合、奨学金の返還が免除される条例改正を可決しました。
詳しい内容は広報おおたき4月号5ページをご覧ください。

▽商い資料館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第17号)
「大多喜町商い資料館」を「大多喜町商家保存資料館」に改め、「商い資料館」を本条例から削ることを可決しました。
今後「商い資料館」は行政財産から普通財産に変更となります。
・行政財産(公共用財産)…学校、公民館、図書館など使用目的が限られているもの。
・普通財産…行政財産以外で、特定の用途や目的を持たないため、貸付、売却などができるもの。

▽町営住宅設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第18号)
町営住宅への入居要件を緩和する改正を可決しました。
主な改正:
・収入基準額の見直し…裁量階層の基準額(政令月収)を21万4千円から25万9千円に改正
・同居要件の廃止

問:基準額は月収と思われるが、自営業の場合はどうなるのか。
答:前年の所得金額から家族構成による控除額を差し引き、12ケ月で割った金額が政令月収となります。
詳しい入居要件などは、(本紙)12ページをご覧ください。

▽町道の廃止について
(議案第21号)
町道1路線の廃止を可決しました。
・路線名…西部浄水場線(旧面白浄水場進入路)
・延長…74.5m

問:廃止された後、土地はどうなるのか。
答:旧面白浄水場の進入路となっている土地で、水道事業の広域統合により夷隅郡市広域市町村圏事務組合に引き継がれます。