くらし おおたき議会だより No.122 令和7年第1回議会定例会(3)

●令和7年度予算 質疑
▽一般会計予算
(議案第28号)

問:マイナンバーカードのさらなる取得促進について、どのように取り組むのか。
答:時間外窓口の開設、出張での申請受付、高齢者などへの申請勧奨通知、チラシや広報紙での周知など令和6年度に引き続き実施していきます。

問:令和7年度から公金振り込みに手数料が発生する。支払いを集約するなど検討しているのか。
答:振込手数料の縮減のため、支払件数を集約する財務システムの改修準備をしています。

問:地域おこし協力隊業務委託料3640万円の内訳は。
答:国から交付税措置される上限額一人520万円(人件費、活動費)の7名分となります。

問:いすみ鉄道基盤維持費補助金3762万7千円の積算根拠は。復旧工事費の予算は計上されているのか。
答:基盤維持費補助金は、事故が起きる以前の長期計画に基づいた路線整備費などとなります。運行再開に係る復旧費は、事業費が明確になり次第予算要求を考えています。

問:防犯灯設置工事は令和6年度と同額ですが、犯罪抑止に必要な箇所への設置など考えているのか。
答:必要に応じて補正予算など提案させていただき、適正な設置に努めます。

問:定住化対策事業のUIJターンによる起業・就業者等創出事業の定住要件は。
答:5年以上継続して居住する意思を表明することが要件とされています。

問:健康増進事業の集団運動指導の内容は。
答:生活改善の意識はあるが行動に結びついていない方などを後押しする事業となります。

問:健康寿命の延伸が医療費の削減につながると考えます。健康増進事業の集団運動指導、今後の予定は。
答:テーマを決め、運動習慣がない方への運動や食生活などの生活改善のきっかけづくり、健康維持につなげるようにしていきます。

問:ベビーケアルーム(授乳やおむつ交換の出来る場所)の設置場所は。
答:具体的な場所はこれから決めていきますが、候補として保健センターや本庁舎内を考えています。

問:1団体に交付している有害獣被害防止実施団体補助金は、交付要件を満たせば複数の団体への補助が可能なのか。
答:交付先は、大多喜町有害鳥獣対策協議会となり国からの補助金を受ける団体となっています。
現在、県内の各市町村とも1団体となっています。複数の団体が交付を受けることが可能か県と協議していきます。

問:有害鳥獣駆除委託について、複数団体への委託が可能なのか。
答:複数の団体に委託した場合、情報の共有など安全性の観点から、現在は難しいと考えます。

問:狩猟免許取得者の高齢化、減少への対策は。
答:地域おこし協力隊の方が狩猟免許を取得し、定住する取り組みを継続していきます。
捕獲実績(単位:頭)

問:農業振興事業、特産品開発業務委託料364万5千円は何を開発するために委託するのか。
答:遊休農地を活用して、有害獣の被害を受けにくい農産物を栽培して特産品とすることを目指しています。現在は、ローゼルを使った商品の開発をたけゆらの里おおたきに委託しています。

問:商業振興事業、特産品開発支援事業補助金50万円は何を開発するのか。
答:地域での特産物など活用した特産品の開発に対して支援する補助金となります。

問:ローゼル、食香バラ以外にどのような特産品を考えているのか。
答:遊休農地を利用して、有害獣の被害を受けにくい農作物の栽培を進めていきます。

問:有害鳥獣駆除で捕獲したものは、どのように処理しているのか。
答:基本的には埋土処理となります。また、解体施設に持ち込み食肉としています。

問:町道維持管理事業の除雪作業委託料の内容は。
答:町ですぐに対応できない場所など地域の方に除雪作業していただくことが目的の委託料です。年額および作業時間に応じ委託料を支払うものです。
また、倒木などの処理も併せてお願いしています。

問:海洋センター管理運営事業、指定管理委託料が令和6年度と比べ57万5千円減少している理由は。
答:令和6年度当初予算では、上瀑ふれあいセンターと総元体育館の維持管理費が含まれていたためです。

問:海洋センターでは令和7年度どのような事業を計画しているのか。
答:指定管理者では、バレエ教室、チアダンススクール、館内イベントや物販などの事業を計画しています。

問:中学校空調設備工事の財源内訳は。
答:小中学校施設整備基金から5000万円、ふるさと基金から5743万7千円の繰り入れとなります。

問:空調設備工事に補助金や起債を活用しない理由は。
答:国庫補助の要件を満たすには、断熱材の設置など事業費の増加が見込まれること、また設計業務の委託等により完成が1年ほど遅れるため、単独事業で行うことにしました。

問:令和5年の豪雨により大きな被害を受けましたが、令和7年度で復旧にめどが立っているのか。
答:建設課および農林課関係の災害復旧は、令和7年度で概ね完了する予定です。
ただし、下大多喜地先のため池復旧工事は令和8年度までかかる見込みです。

特別会計予算(鉄道経営対策事業基金・国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険)の質疑はありませんでした。

●令和7年度予算 討論
▽令和7年度一般会計予算
(議案第28号)
賛成討論:
・64億円の予算は、大多喜町の人口からすると相当の予算額となっている。
・歳入について、現在の国や地方を取り巻く状況を十分に認識したものだと認められる。
・歳出について、第3次総合計画後期基本計画の最終年を迎え、各事業実施に向けた予算となっている。
(子育て世代への各種支援、有害鳥獣対策、防災行政無線更新、中学校体育館、柔剣道場および中央公民館の空調設備の設置など)

反対討論はありませんでした。

▽令和7年度国民健康保険特別会計予算
(議案第30号)
賛成討論:
・基金を取り崩すことなく予算編成をされている。
・短期人間ドッグ助成事業や特定健康診査の実施、重複頻回受診者等訪問主要事業など疾病の早期発見、早期治療を行い、医療費の抑制を図る保健事業が充実している。
・国保税の収納率向上対策の推進、医療費の適正化対策の推進としての後発医薬品、ジェネリック医薬品の使用促進などきめ細かく各種事業を展開している。

反対討論はありませんでした。

鉄道経営対策事業基金特別会計予算・後期高齢者医療特別会計予算・介護保険特別会計予算の討論はありませんでした。