くらし 特集 自然災害から身を守るために
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県大多喜町
- 広報紙名 : 広報おおたき 2025年7月号(NO.682)
自然災害はいつどんな時に起こるかわかりません。
自分や家族、大切な人を守るために備えましょう。
◆1 災害リスクの確認
防災マップで避難場所や危険が予測される区域(土砂災害警戒区域など)を確認しましょう。避難情報が出されたときに慌てないよう、「集合場所」、「避難場所」、「避難方法」、「連絡方法」を家族で話し合いましょう。
◆2 災害時の連絡手段
災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなります。そのような時、災害用伝言ダイヤル(【電話】171)や携帯電話の災害用伝言板は、災害時の安否確認に有効な方法です。災害用伝言ダイヤルは、局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、災害用伝言板は被災や避難の状況を登録・確認することができます。
いざという時に使えるよう、無料体験期間に練習しておきましょう。
無料体験期間:
毎月1日・15日、1月1日~3日
防災週間(8月30日~9月5日)
防災とボランティア週間(1月15日~1月21日)
◇災害用伝言ダイヤル操作方法
「171」にダイヤル
↓
録音は「1」、再生は「2」を押す
↓
被災地の電話番号を市外局番から入力
↓
「録音」または「再生」が始まる
↓
「9」で終了
◇災害時大切な人を守るためあなたの一声で避難を後押し「逃げなきゃコール」
「逃げなきゃコール」は、離れた場所に暮らす家族(高齢者など)に、災害の危険が迫った時、家族(子や孫)が直接電話をかけて避難行動を呼びかける取り組みです。スマートフォンの防災アプリに家族の住む地域を入力し、災害時にはプッシュ通知を受け取れるよう設定をしておきましょう。
・スマートフォンアプリ
防災マップ避難場所NHKニュース防災、Yahoo防災速報、au災害対策、NTTdocomo災害用キット
「おばあちゃんの住む地域に「避難準備・高齢者等避難開始」が出てる!」
「おばあちゃんすぐに避難して!」
「ありがとう。避難するわ。」
◆3 「避難勧告等に関するガイドライン」を確認
国:2021年改定版
※緊急安全確保は、必ず発令されるわけではありません。
◆4 避難への備え
非常用持ち出し品※1や家庭備蓄※2が人数分用意できているか、賞味期限や使用期限は切れていないかなどを確認しましょう。また、避難するときに慌てないよう、非常用持ち出し品を持って避難ルートを家族で歩いてみましょう。
※1 非常用持ち出し品(1次持ち出し品)…避難した場所で最初の1日間をしのぐための物品
※2 家庭備蓄(2次持ち出し品)…避難後、自宅に戻り避難所へ持ち出したり、自宅で避難生活を送るための物品(3日~1週間程度)
◇避難場所
避難所だけでなく、安全な場所にある親戚や知人宅への避難も検討しましょう。あらかじめ、連絡を取り合っておきましょう。
・指定緊急避難場所(切迫した災害の危険から逃れるための場所)
・指定避難所(避難生活を送る場所)
・親戚・知人宅
・宿泊施設
・車(エコノミークラス症候群や熱中症に注意が必要です)
◆5 日ごろからの備え
・雨戸や屋根を補強する。
・側溝や日常排水溝は掃除し、水の流れをスムーズにしておく。
・停電に備え、懐中電灯や携帯ラジオ、予備の電池の準備や飲料水を確保する。
・断水に備え、浴槽に水を張り、洗濯やトイレの排水などに使う、生活用水を確保する。
・火災の発生に備え、消火器を用意する。
また、住宅用火災警報器※1の設置や感震ブレーカー※2を設置する。
・家具類の転倒・落下・移動防止対策を行う。また、けがの防止対策として、窓ガラスなどに飛散防止のシートを貼る。
・家屋の耐震診断を行う。
・外壁にひび割れが無いかどうか確認し、補強する。
※1 火災警報器の設置は義務化されています。
※2 感電ブレーカー…地震の揺れを感知して、自動的に電気を遮断する装置。地震により倒れた電熱機器による出火などを防ぎます。
町では、木造住宅の耐震化を図るため、昭和56年以前に建築された木造住宅の耐震診断、耐震改修工事費用の一部を補助しています。詳しくは、町ホームページをご覧いただくか、建設課(【電話】82-2115)へお問い合わせください。
(1)木造住宅耐震診断費用一部補助
(2)木造住宅の耐震改修工事費用一部補助
◆6 おおたき通信の運用について
『おおたき通信』は、大多喜町が配信する情報(文字・音声・画像)を、アプリをご登録頂いた皆様のスマートフォンやタブレットで確認することができます。
例えば…
1.お知らせ配信
イベントや健診等の大多喜町が配信したあらゆる情報を確認することができます。
2.防災情報の配信
大多喜町に発表された気象警報やJアラート情報、町の発令する避難情報はプッシュ型で通知されるため、即時に確認することができます。
3.資料の閲覧
広報おおたきやごみカレンダー、防災マップ等を確認することができます。
『おおたき通信』最大の魅力は…
・スマートフォンやタブレットで受信できるため、時間や場所の制約に縛られず大多喜町からの情報を確認できます。
・防災行政無線のように音声だけではなく、音声に加え文字や画像付きで確認できるため、あとで見返すことができ聞き逃す心配がありません。
・スマートフォン等の操作が苦手な方でも、アプリをダウンロードし登録するだけで、大多喜町からの情報を簡単に確認できます。
※本紙のQRコードを読み込んでインストールしてください。
問合せ:総務課 消防防災係
【電話】82-2111