くらし [特集]~2025~令和7年度予算 重点分野と主な事業をおしらせします(1)

令和7年度各会計予算が第1回区議会定例会で3月28日(金)に可決されました。本年度当初予算は、「中央区の魅力を発掘・発信!-愛着をもって住み続けられるまちを目指して-」と題し、長期化する物価高騰の中で区民の暮らしを守るとともに、「中央区基本計画2023」に掲げる取り組みを加速化させていくため、「魅力の発掘・発信とにぎわいの向上・創出」、「災害に強く安全・安心なまちづくり」、「子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくり」、「脱炭素社会の実現を目指す取組」、「物価高騰などを踏まえた補助制度の見直し」の5つを重点分野として位置付け、各施策の強化を図りました。

■中央区の魅力を発掘・発信!-愛着をもって住み続けられるまちを目指して-
[過去最大]一般会計当初予算 1,627億1,981万2千円

当初予算の会計別比較 (単位:千円)

一般会計当初予算


新規35事業、充実40事業を盛り込むなど、各種施策の充実・強化を図った結果、一般会計予算は、前年度と比較して21.9%の増、当初予算として過去最大となりました
事業の詳細および他の事業については、【HP】に掲載している「令和7年度中央区予算(案)の概要」をご覧ください。

●重点分野1 魅力の発掘・発信とにぎわいの向上・創出
○シティプロモーションの推進 351,807千円(充実)
令和8年度の区制施行80周年に向けて、区の歴史アーカイブ・発信事業、地域の魅力発掘・発信支援事業や大河ドラマを契機とした魅力発信など区の魅力を発信するシティプロモーションを全庁を挙げて推進していきます。

○東京湾大華火祭再開に向けた調査 9,900千円(新規)
「東京湾大華火祭」の再開に向けて、基礎調査を実施した令和4年度から晴海のまちびらきなど会場周辺の状況が大きく変わっていることから、より詳細な調査を実施します。

○晴海まつり 18,176千円(充実)
区民などがつながり、交流を深め、さらなるコミュニティの醸成を図るため、地域の団体と連携し、さまざまな世代が楽しめるイベントを11月(予定)に実施します。

○区内共通買物・食事券の発行 917,020千円(充実)
区内経済のさらなる活性化が図られるよう、これまでも増額などを続けてきたプレミアム付き共通買物・食事券について、発行総額を増額して発行します。

○インバウンド需要の増加に係るまちの美化対策支援事業 20,000千円(新規)
インバウンド需要の増加に対応して、商店街などがまちの美化対策として実施するごみの発生抑制やポイ捨て防止などの取り組みを支援するため、補助制度を創設します。

●重点分野2 災害に強く安全・安心なまちづくり
○マンション防災対策の推進 24,829千円(充実)
防災講習会の開催や防災アドバイザーのマンションへの派遣、マンション向け震災時活動マニュアルなどの作成支援を行う他、防災の専門家をマンションに継続的に派遣することで、マンションの防災体制づくりを包括的に支援する取り組みを新たに実施します。災害時に在宅避難や自立的な防災活動を行うことができるマンションを増やしていきます。

○地域防災リーダーの育成支援 1,914千円(新規)
自主防災活動や避難所での活動などに必要な知識・技能を持つ「防災士」の資格取得を支援することで、自主防災組織の活動においてリーダーシップを発揮できる人材を養成し、地域防災力の強化を図ります。

○密集街区環境改善まちづくり事業および基金の創設 110,149千円(新規)
能登半島地震での木造家屋の延焼火災を踏まえ、災害時の延焼火災や倒壊などの危険を最小に抑え、密集街区の環境改善につなげる新たなまちづくりの手法を構築します。あわせて、これらの取り組みに必要な資金を積み立てるため、基金を創設します。

問合せ:財政課財政担当
【電話】3546-5255