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■今月のキーワード
寒天本来の味が楽しめるお店を教えて!

■11 寒天工房 讃岐屋
所在地/営業時間:高田馬場3-46-11【電話】5489-5489
午前11時〜午後5時(喫茶は正午〜午後3時30分、水曜定休)

店名のとおり讃岐屋の商品の主役は「寒天」。大正時代の創業以来100年以上、寒天にこだわり続けています。寒天を作る際、原料の天草の煮込みに他店では鍋を使うことが多い中、讃岐屋では圧力釜を使用。天草の旨(うま)みを余すことなくギューッと寒天に閉じ込めています。讃岐屋の寒天が、琥珀(こはく)のような薄黄緑色を帯びた色合いなのはそのため。風味の豊かさで、多くの人を虜(とりこ)にしています。
他にも、あんみつに添えられる赤えんどう豆にも注目。「ウチのは、振り切った塩気が特徴ですね」とスタッフが話すように、黒蜜と対極をなす塩気のきいた豆は、良い箸休めに。黒蜜の甘さと塩豆のしょっぱさの無限ループにはまり、食べる手が止まりません。口の中でホロッと崩れる寒天と、しっとり優しい食感の塩豆、さらに穏やかな甘みの黒蜜の三者が織りなす優しい甘味で、暑い夏を乗り切りましょう。

■スタッフのイチオシ!
こし餡あんみつ
大きくカットした寒天に、すっきりと滑らかな口当たりの上品なこし餡を合わせました。粒餡のあんみつもあります。