くらし 中野で世界を味わうカレー旅(2)

■本場のスパイス×日本の旬 地域に愛される『マロロガ バワン』
新井1-35-12
【電話】080-8150-3523
定休日:月・火曜日

◇中野区で開店したきっかけは
小学生の頃、インド料理店で食べたキーマカレーの味が忘れられず、日野市にあるカレー店で同じ味に出会ったことをきっかけに、修業を決意しました。
夫婦で中野に長く住んでおり土地勘があったことや、新井地域は利便性が良く、商店街の中にあるという立地に魅力を感じ、2019年に開店しました。

◇大切にしていることを教えてください
インド料理に20年以上携わってきた経験を生かし、現地の味やスパイスにこだわりながらも、日本国内で仕入れやすい旬の食材を中心に使用しています。季節感を大切にしながら柔軟にメニューを考案しています。
店内にはインド料理ならではの鉄板やタンドールという窯があり、普段目にしない道具を使った調理風景を見ながら、楽しく過ごしていただけたらうれしいです。

◇今後挑戦したいことは
毎年新メニューを考案しており、お客さんも「来年は何が食べられるの?」と楽しみにしてくれています。カレー以外にも20種類のスパイスを使ったからあげやビリヤニ炊き込みご飯などもおすすめです。今後もお客さんに楽しみ続けてもらえるよう色々なメニューを考案していきます。

■家庭では味わえない手間ひまかかった日本カレー『カレーや うえの』
白鷺3-1-1 スーパー金次郎2階
定休日:日曜日
☆電話はありません

◇中野区で開店したきっかけは
「地元・鷺宮でお店を開きたい」という思いがきっかけです。今の時代は一人暮らしや少人数の家庭が多く、家で大鍋で作ったようなカレーが食べられなくなったのではないかと感じました。
そこで、家庭的なカレーをいつも安定した味で提供できる場所を作りたいと思い、カレー店を始めました。おかげさまで、今年で14年目を迎えることができました。

◇大切にしていることを教えてください
特に大切にしているのは具材の仕込みです。
それぞれの野菜に合った味付けを施し、一つ一つ別々で煮込み、形が崩れないよう丁寧に調理しています。じゃがいもは粒子が細かく、他の食材と一緒に煮ると煮崩れしやすいため、あらかじめ蒸すことで形を保ちつつ、味を染み込ませています。にんじんは、水分が不足するとしおれてしまうため、適度な水分と火加減で甘みと食感を引き出しています。お客さんからもよく「どうしたらこんなに野菜が型崩れせずに作れるの!」と驚かれます。
チキンカツは脂分を抑えるため、ささみを使用。香辛料に漬け込んでからさっと火を通すことで、ささみとは思えないほどやわらかく、軽い食感に仕上げています。

◇お客さんの反応は
幅広い世代のお客さんにお越しいただいています。「おいしかったよ、また来るね!」と声を掛けていただけると、本当にうれしくなります。アメリカやヨーロッパの方にも「ベリーグッド!」と喜んでいただけることもあり、カレーを通じて色々な方とつながれることが何よりのやりがいです。

■「おいしい!楽しい!スパイシー!」“アフリカンパワー”で元気を届ける
中野2-14-20
【電話】3381-5888
定休日:火曜日

◇中野区で開店したきっかけとこだわりは
エチオピアのスパイスを使った鶏肉の煮込み料理「ドロワット」を食べて感動し、多くの人に届けたいと思ったのがきっかけです。現地では穀物と水を混ぜて焼いた「インジェラ」と一緒に食べますが、日本ではお米に合うようにアレンジしました。また、スパイスは健康を支えるというエチオピアの考え方に共感し、食を通じて元気になってほしいとの思いでにぎやかな中野駅の近くにお店を開きました。

◇お客さんの反応と今後の目標は
お子さん連れや、ヨーロッパ、アジアなど外国人の方も来てくださっています。「おいしい!楽しい!スパイシー!」を合言葉に、子どもたちをはじめ、みなさんが笑顔になれる場所を作っていきたいです。これからも、心も身体も元気になれるように、料理と楽しい会話で元気を届けていきます。

■今号で紹介したお店を動画でもお楽しみいただけます

■中野区エスニックマップもご覧ください
区内を中心に、主に外国人が経営する飲食店24店舗を紹介しています。ぜひご覧ください。
☆問い合わせは、エスニックマップ実行委員会【Eメール】[email protected]
配布場所:区役所1階、中野ブロードウェイ、中野区国際交流協会など

■あなたの“推しカレー”を教えてください!
あなたの「ここはおすすめ!」と思うカレー店を、「なかの区報」読者アンケートで教えてください。アンケートで集まった“推しカレー”は、後日、区公式Instagram(インスタグラム)で紹介します。気軽にご参加ください。あなたの一票が、誰かの「食べたい!」につながります!
☆「なかの区報」読者アンケートについて詳しくは、本紙6ページをご覧ください