くらし 現行制度の開始から25年 「都区制度」をご存じですか

東京23区は、他の市町村と同じように住民に身近な事務を行っています。しかし、人口が集中する大都市地域という特性から、行政の一体性を保つ必要があり、消防・上下水道などの市町村が本来行う事務の一部を、区に代わり、都が行っています。
このような23区と都の特例的な役割分担の枠組みを「都区制度」といいます。現行の制度は平成12年に始まりました。この年に施行された法律により、23区は一般の市町村と同じ「基礎的な地方公共団体」に明確に位置付けられ、曖昧になっていた区と都の役割分担なども明確になりました。この25年間で、区は基礎自治体としての地位と権限を獲得することになりました。
一方でこの制度には、事務の移譲に伴う財源が十分に配分されていないなどの課題が残っています。区が基礎自治体としての責務を全うするには、それに見合う財源を確保することが重要であるため、これからも都や他区との連携・協力に努めていきます。

清掃事業も都から区へ移譲されました

問合せ:企画課