くらし What’s a CHOKAI? 特集 実は知らない「町会」のこと (1)

■地域の人と人がつながる、まちのチーム
地域の一員として住民が協働し、自分の住むまちをさらによくするために活動する町会。
交流イベントはもちろん、防犯や福祉にも貢献する様々な活動を行っています。
住民同士のつながりは、日常生活だけでなく有事の際にも役立ちます。

※特集記事の内容は、令和7年2月21日時点の情報です。

Q町会とは?
つながり
同じ地域の住民が協力してまちの様々な課題に取り組み、つながりを深めることで明るく住み良いまちを目指す活動団体です。

Q地域にどのくらいあるの?
129
豊島区内には、129もの町会があります。地域の一員として、あなたも自分の住むまちの暮らしやすさに貢献してみませんか?

Qどんなことをしているの?
くらしを豊かに!
町会ごとに夏祭りや盆踊り、防災訓練、清掃活動などを実施。
暮らしやすく、安全・安心なまちにするため、年間を通して多種多様な活動を行っています。

◆町会のここが良い!
○単身者
家族と離れて生活していても、近隣住民とのつながりが災害時の孤立を防ぎます。
また、地域のお知らせの回覧により、生活に必要な情報を得られます。

○学生
町会が実施するイベントや活動の運営を通じて、社会貢献活動を経験できます。
将来の就職活動にも役立つスキルや知見を得られるかもしれません。

○ファミリー世帯
地域の人と顔見知りになることで、子どもをまち全体で見守ってもらえる安心感があります。
また、行事への参加や様々な世代との交流は、子どもの経験や成長のきっかけになります。

○高齢者単身世帯
災害時の孤立を防ぐのはもちろんのこと、町会の活動は地域とのつながりや住民との豊かな関係性をつくり、社会との大切な接点となります。

◆Caseケース01 上池袋町会
地域との接点を生み出す
すべての住民が活躍できる町会のあり方

○上池袋町会Information(インフォメーション)
エリア:上池袋1丁目8~10、上池袋2丁目1、2の一部、10~24、25の一部、30~45
設立:1952年
加入世帯:約600世帯

大橋記子さん
町会長 小峰博さん
加藤一肇さん

Q.まちの特徴を教えてください。
小峰:上池袋は豊島区の中でも人口密度が高く、高齢者が多い町会ですが、最近はファミリー世帯など若い世代の会員も増えてきました。

Q.町会に入ったきっかけは何ですか?
加藤:私は妻と5人の子どもがいる7人家族です。町会に入ったのは通っている理容室のご主人に誘われ、青年部のお手伝いをしたことがきっかけです。
上池袋町会は本当に行事が多く、子どもが参加してお世話になっているので力になりたいという気持ちがありました。
大橋:私は、中学生の子どもがいます。長年このまちに暮らす義両親が町会に深く関わっていたため、できるときにできる範囲でお手伝いをするなど、なじみがあり入会しました。

Q.町会に入って良かったことを教えてください。
加藤:うちの長女もたまにお祭りの店番など、イベントのお手伝いをしているのですが、近所に知り合いが増えることは町会に入る大きな利点ですね。
留守の際には近所の方に面倒を見てもらうなど、地域全体に見守られています。
小峰:近隣とのつながりは安全・安心な暮らしに直結しますよね。
加藤:長女もイベントなどの活動を楽しんで、より積極的な姿勢になっていると感じます。

Q.どのように町会活動に関わっていますか?
大橋:活動への参加が自由なことはありがたいですよね。
加藤:実は、広報部メンバーでも定期的な集まりは特にありません。
大橋:毎月の掃除や当番制の夜回りなど、活動は多くありますが、関わり方は多種多様ですね。
加藤:町会の活動で多少の負担があっても、それ以上に人とのつながりが魅力的なので続けられています。
町会の活動で人間関係の大切さに気づき、今では小学校のPTA会長をやっています。
小学校だけで色々なことを体験するには限界があるため、夏祭りや餅つき大会をはじめ、体験的な教育の場として町会は必要不可欠。町会と学校をうまくつなげていきたいです。
小峰:毎年の夏祭り(納涼盆踊り大会)は多くの子どもが参加し、昨年は延べ4,000人が集まりました。
PTAとの連携も深め、運営に関わる人も増えればうれしいです。

Q.今後、どのような町会にしていきたいですか?
大橋:継続的でなくても、できる人ができる時に、できる範囲で運営の輪を広げたいですね。
単発で時間がある時にお手伝いをしてみる「かみサポ」という制度もあります。
気軽に参加し、楽しさを知ってほしいです。
加藤:先日、餅つき大会を開催するか否かの議論で、ご高齢の方から
「生きがいだからやりたい」という声があったんですよ。町会の活動は人と社会の大切な接点にもなります。
小峰:みんなで手を取り合って安全・安心なまちづくりをする、活動を通じて住民一人ひとりが活躍できる。
そんな町会にしていきます。

○町会の回覧板をデジタル化(ホームページ・公式LINE)
次の人に回す手間がなくなり、時間や場所を問わず情報を確認できるようになりました。
公式LINEではごみ収集・資源回収の情報や、防災情報(災害時モードもあり)などを発信しています。

○かみいけGallery(ギャラリー)
4月:新入学児童のお祝いと花見の宴
上池袋さくら公園で小学校の新1年生を招いてお祝いします。
満開の桜のもと、出店や青年部によるゲームコーナー、キッズダンスなどでにぎわいます。

7月:納涼盆踊り大会
上池袋三丁目町会と合同で開催し、2日間で4,000人が来場する町会の目玉イベント。
焼きそばやフランクフルトなど食べ物の出店や、ゲームコーナーなど子どもからおとなまで楽しめます。

12月:餅つき大会and防災訓練
みんなで防災訓練を行い、もしもの時に備えます。
参加した町会員の方に、つきたてのお餅をプレゼント。
※町会員以外の方には200円で販売。