くらし 家具転対策できていますか 日ごろの生活に防災を
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- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都荒川区
- 広報紙名 : あらかわ区報 令和7年9月1日号
「家具転対策」とは、家具類の転倒・落下・移動防止策のことです。
地震が発生すると、家具類の転倒等で、けがをしたり、通路が塞がって避難できなくなったりすることがあります。日ごろから、「家具転対策」に取り組み、いざというときに備えましょう。
■家具類の転倒等を防ぐためのポイント
◇1 高さがある家具をできるだけ減らす
高さがある家具を減らすことで、安全なスペースを確保しやすくなります。収納は、クローゼット等の備え付け収納や高さが低い家具を活用する等、できる範囲で工夫しましょう。
◇2 家具のレイアウトを工夫する
家具を設置するときは、人に向かって倒れてきたり、避難経路を塞いでしまったりすることがないように、寝室を避ける等、レイアウトを工夫しましょう。
◇3 家具を固定する
家具が倒れないように固定しましょう。固定には、L字金具のように壁にねじ止めする方法や、ポール式器具のように工事不要な器具を使う方法があります。住宅の状況や家具に合わせて対策しましょう。
問合せ:防災課防災事業係
【電話】内線418
■確認しよう 家具転対策
家具類の転倒等を防ぐためには、家具に合わせた対策が重要です。いざというときに備えて、日ごろから確認しましょう。
◆タンス等(壁に面した大型家具)
大型で壁に面している家具には、L字金具での固定が効果的です。固定方法には、主に、上向き固定と下向き固定があり、最も効果的なのは下向き固定です。
◇ワンポイント
壁の下地や桟に固定しないと効果が出ません。専門事業者に依頼することも検討しましょう。
◆テレビ等(家電製品)
金具等による固定が難しい家電製品には、粘着マットがおすすめです。底面に貼り付けるだけで効果があり、手軽に対策できます。
◇ワンポイント
家電だけでなく、花瓶等の割れやすいインテリアにも使えます。
◆食器棚・冷蔵庫等(高さがある家具)
高さがある家具には、ポール式器具での固定が有効です。取り付ける際は、家具の壁側の両端に取り付けましょう。家具の下に差し込むストッパー式器具等と組み合わせるとさらに倒れにくくなります。
◇ワンポイント
壁に穴を開けずに固定できるので、賃貸住宅の方が大型家具を固定するときにもおすすめです。
◆ガラス扉・窓
割れたガラスの飛散による二次被害を防ぐため、ガラスフィルムの貼り付けが有効です。窓に貼る場合は、防災だけでなく、防犯の面でも有効です。
◇ワンポイント
断熱機能を備えたものを窓に使うと、省エネ効果も期待できます。
■器具の設置工事費・購入費を助成します
区では、家具転対策のための器具設置工事や購入費用を助成しています(工事または購入、1世帯どちらか1回。事前申請が必要)。令和7年4月からは、木造住宅密集地域内の木造住宅に住んでいる世帯も特例世帯の対象になりました。申請方法等の詳細は、荒川区ホームページ(本紙の二次元コード)をご覧ください。
設置工事費:工事費の半額(限度額1万円)
※特例世帯(右記)は工事費の全額(限度額2万円)
器具購入費:購入費の半額(限度額5000円)
※特例世帯(右記)は購入費の全額(限度額1万円)
特例世帯は、次のいずれかに該当する世帯が対象です。
・世帯全員が満65歳以上
・世帯全員が住民税非課税
・木造住宅密集地域内の木造住宅に居住している
・身体障害者手帳・愛の手帳・精神障害者保健福祉手帳を持っている方または要介護4以上の認定を受けている方がいる
問合せ:指定があるもの以外は防災課防災事業係
【電話】内線418