くらし アニサキス食中毒に注意しましょう

6年、全国でアニサキスによる食中毒が330件(厚生労働省「令和6年食中毒発生状況」)発生しました。これは食中毒の中で最も多く、全体の約32パーセントを占めています。

■アニサキスってどんな寄生虫?
寄生場所:魚介類(サバ、イカ等)の内臓の表面や筋肉などに寄生します。
主な症状:食後1時間から数十時間後に、激しい腹痛やおう吐などの症状が現れます。

■正しい知識を身につけて食中毒を予防しよう!
アニサキスによる食中毒を防ぐには、食べる前に「取り除く」か「死滅させる」必要があります。魚介類を食べるときは、以下の点に注意しましょう。

◆取り除く
▽魚介類の内臓は早めに取り除く
アニサキスは、魚介類の鮮度の低下とともに筋肉内部に潜り込む性質があります。内臓付きの魚介類を購入したら、速やかに内臓を取り除きましょう。

▽目で確認して取り除く
アニサキスは目に見える大きさです。特に内臓に近い部分をよく確認し、アニサキスを取り除きましょう。

◆死滅させる
▽加熱する
中心温度60度以上で1分間加熱しましょう。

■注意
アニサキスは胃酸に耐えることができます。食酢やワサビ、しょうゆなどの調味料では死滅しません。

問い合わせ先:食品保健係
【電話】03-3880-5363