くらし 区公式TikTokアカウント「なんかいいよね、葛飾[公式]」の動画ができるまで

最優秀賞(※「TikTok Awards Japan」2024の「public Sector of the Year(公共部門)」)を受賞
今回は、葛飾商業高校の皆さんと一緒に作成した動画を例に、動画ができるまでの流れを紹介します。

■1 企画会議・撮影交渉
広報課職員が企画します。
今回は、葛飾商業高校の生徒の皆さんが考えた企画案をもとに、どのような動画を撮影するか、方向性を話し合いました。

◇企画会議
動画の内容を決めた後、ロケ地や撮影スケジュールなどを話し合います。
「高校生目線で気になったものを撮ってもらいましょう」
「撮影の協力依頼が必要なところは…」
動画に出演してくれる人が楽しめる内容であることも意識します。
動画の主な内容:
・区民にもっと知ってほしい区のアピールポイント
・区外の方に知ってほしい魅力やおすすめスポット
・区内で頑張っている人の紹介 など

◇撮影交渉
ロケ地や撮影スケジュールの調整、撮影に必要な申請などを行います。
「立石の商店街で立石の商店街で動画撮影を行いたいのですが…」
撮影できない場所などを事前に確認します。

◇下見
撮影がスムーズに行えるよう、事前に下見をします。
「向こうから歩いてくるシーンがよさそう」
人通りの多さなども確認します。

■2 動画撮影
撮影現場に行き、スマートフォンで動画を撮影します。
学生の皆さんが実際に街を歩いて気になる場所を見つけ、撮影を行いました。

◇撮影
「おいしそうに映るかな?」
「大人の人も懐かしんでくれるといいな」

◇動画確認
出演してくれた方に、スマートフォンで撮影した動画をその場で見てもらい、意見をもらいます。
「かわいいシーンを使ってください!」

撮影の時に意識していること:
・スマートフォンはカメラのレンズの映す範囲が広いため、映したいものが目立つようにアップで撮影する。
・同じものでもいろいろな角度から撮影してカット数を多くすることで、見ている人が飽きないようにする。
撮影ではさまざまな機材を使用しています:
・ピンマイク…風が強い日でも声がきれいに録音できる
・ジンバル…ブレの少ない滑らかな映像を撮影することができる

■3 編集・内容確認
撮影した動画を、専門の業者が見やすく編集します。
編集された動画を広報課職員がチェックし、内容やテロップ(文字)に誤りがないかなどを確認します。

◇編集
印象に残るシーンを動画の冒頭に入れています。
音がなくても動画の内容が分かるように、テロップを入れています。
動画はポイントを絞って紹介しているので、細かい情報は概要欄で紹介しています。
広報課職員がスマートフォンで編集作業をすることも

◇内容確認
編集された動画を見て、みんなで意見を出し合います。
「ここにもテロップを入れよう」
「少し画面を明るくしよう」

・動画はどのくらいで完成するの?
1分程度の動画を作成するために、平均2時間撮影しています。撮影後は、約3時間かけて動画の編集を行い、確認作業をします。

■4 投稿
◇サムネイルを作成して投稿
サムネイル画像(動画を再生する前に見ることができる小さな画像)を作り、動画を投稿します。
「ついつい見たくなるようなサムネイルを作っています」

■5 次に向けて
◇反応を分析し、次に生かす
動画の再生数や視聴者のコメントなどを分析し、次の動画を作る際の参考にします。
動画に対する主なコメント:
・立石で育ちました!懐かしい[イイネ]
・思い出をたくさん作って卒業してください[イイネ]

いただいたコメントは全て確認しています。応援ありがとうございます。

■これからもかつしかの魅力をお届けします
伝統工芸士や葛飾区出身のアスリート、園児や学生、公園や街頭で偶然お会いした方など、たくさんの方のご協力があったからこそ、これまでたくさんの動画を投稿することができました。
動画を通して街の活気や温かさを多くの方に届けることをめざして、今後も下町の「なんかいい」葛飾らしさを発信していきます。

区では、TikTokの他にも、X(旧ツイッター)やFacebookなど、さまざまなSNSを活用して情報発信を行っています。
詳しくは、区HPをご覧ください。

担当課:広報課
【電話】03-5654-8115