くらし カワセミ通信 214

町田市長:石阪 丈一
先月末から今月初めの寒さは真冬並みでした。桜が開花して、花冷えと呼ばれ、寒の戻りとも。また、雨が続いて、菜種梅雨とも呼ばれていましたが、一転、暖かくなり、ケヤキ、クヌギやコナラなどの落葉樹もクスノキなどの常緑樹も新しい葉をつけています。
久しぶりに鶴見川を歩きました。関山橋辺りから上流へ。カルガモに交じって、北へ帰りそびれた?コガモの番(つがい)が川の流れで餌を採っていました。少し上流、袋橋の1つ下の鍛冶屋車橋では、渡ってきたばかりのイワツバメ7、8羽が橋桁の上を舞い上がり、下をくぐり抜け飛び交っていました。ちなみに、イワツバメもツバメも夏鳥として東南アジア方面から3月末〜4月初めに渡ってきます。
チイーという鳴き声に川面を見ると、カワセミの番が連れ立って川下へ飛んで行きました。キセキレイやハクセキレイなども川面を行き来していて、春の川辺は暖かさとともに、賑(にぎ)やかになってきました。
さて、今月初めに町田忠生小山エリア中学校給食センターが開所しました。3か所に設置する給食センターのうち、1月に開所した5校分の給食を賄う鶴川エリア中学校給食センターに次いで2番目の給食センターです。建設地は、旧忠生第六小学校の跡地です。こちらのほうが少し規模が大きくて、8校分の給食を受け持っています。残る1か所、南エリア中学校給食センターは今年の10月から稼働する予定です。
開所式に出席しましたが、こちらの給食センターは、地域へのさまざまなサービスも展開していて、子どもの遊び場、授乳室のほかカフェもあり、気軽にお茶を飲み、軽食や実際の給食を楽しむことができます。中学生の食育だけではなく、災害時の炊き出しにも対応するなど、給食センターという名前ですが、多くの機能、サービスを展開していくことができます。市民の皆さんも、一度、のぞいてみてはどうでしょうか。