- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都あきる野市
- 広報紙名 : 広報あきる野 2025年9月15日号
動物愛護週間は、国民に、命ある動物の愛護と適正な飼育についての関心と理解を深めるため、法律に基づいて設けられたものです。この機会に、飼っている動物、身近にいる動物について、考えてみましょう。
▽動物は正しく終生飼養
飼い主は、飼養する動物が亡くなるまで適切に飼養することが法令等で定められています。最期まで責任を持って飼いましょう。飼い主のケガ、病気、高齢化で、餌やり、トイレの世話など、十分に行き届かなくなることがあります。飼えなくなることも考え、飼養をお願いできる人を事前に見つけておきましょう。
▽犬を飼い始めたら
健康課で登録し、鑑札の交付を受けましょう。マイクロチップが装着された犬は、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトで登録すると、マイクロチップが鑑札とみなされ、窓口での登録は不要です。
▽毎年の狂犬病予防注射はお忘れなく
狂犬病は、人が発症するとほぼ100パーセントの確率で死亡する恐ろしい感染症です。毎年、狂犬病予防注射を接種し、注射済票の交付を受けましょう。
▽犬の散歩時のルールは守りましょう
散歩の際は、リードできちんとつなぎ、とっさの行動に対応できるように短めに持ちましょう。排泄をしたときは、すぐに水で洗い流し、フンは必ず持ち帰りましょう。
▽地域猫活動
飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)に不妊去勢手術を施すことで繁殖を防止し、適切に管理することによって一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫を将来的にゼロにすることを目的とした活動です。市内には、社会福祉協議会に登録し、地域猫活動を行う市民ボランティア団体があります。団体では、飼い主のいない猫の不妊去勢手術のほか、適切な餌やりやトイレの設置方法などの助言等を行っています。その一方で、不妊去勢手術の拒否やトイレの管理ができずフン害が収まらないといった事案もあります。地域猫活動の推進には、市と団体の活動だけでなく、市民一人一人の理解が大切です。「かわいそうだから」といった置き餌などは不適切な餌やりです。フン・尿被害を減らすためにも皆様のご協力をお願いします。
▽犬・猫の飼育は屋内で
屋外での飼育や放し飼いは、行方不明の原因となり、交通事故や地域へ不安を与えるなどの危険が想定されます。鳴き声やフン・尿により周囲に迷惑をかけないためにも、屋内で飼える環境を整えましょう。
▽身元の表示
迷子にならないため、身元表示(鑑札やマイクロチップ)をしておきましょう。迷子になったら東京都動物愛護相談センターのホームページで収容動物情報を確認できます。同センターに連絡し、返還手続きをしてください。
問合せ:東京都動物愛護相談センター
【電話】042・581・7435
担当課:健康課予防推進係