- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県鎌倉市
- 広報紙名 : 広報かまくら 2025年5月1日号
鎌倉のまちが次世代、そして未来へと確実につながっていくように、今年度も「まちづくり」「子ども・教育」「安全・安心」を中心にさまざまな取り組みを進めていきます。その中から、新たに実施する取り組みを中心にピックアップして解説します。
ここで紹介しているもの以外にも、さまざまな取り組みを実施します。事業費や詳細は市ホームページを。
・令和7年度主要事業一覧表
問合せ:企画課
■ミライへの架け橋 まちづくり
◇指針
鎌倉、大船、そして深沢の3つの拠点を中心に、それぞれの個性を活かしたまちづくりや市街地整備を進めます。これにより市域全体の魅力を高めていくとともに、持続可能なまちを目指します。
◇深沢で道路改良に向けた設計などを開始(深沢地域整備事業)
深沢地域を第3の拠点として整備するため、埋蔵文化財調査を行うとともに、深沢小学校西側道路の改良に向けた設計を進めます。
◇新しい市役所と現在地利活用に向けて(本庁舎等整備事業)
市民ワークショップなどでの意見を取り入れながら、災害対応の拠点にもなる市役所新庁舎の基本設計を完了します。また、移転後の現在地をどのように活用するか、市民の皆さんの理解を深めるための取り組みを進めていきます。
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◇御成小学校旧講堂の改修を開始(小学校施設整備事業)
鎌倉駅周辺の歴史的・文化的価値を保存していくため、御成小学校旧講堂について、その価値を活かしながら学校施設として活用できるように、改修工事に取り掛かります。
◇大船駅ペデストリアンデッキを補修(道路維持補修事業)
大船駅周辺で安全で快適な環境を創出するため、大船駅東口ペデストリアンデッキのモノレール改札側で、表面の防水処理とタイルの張り替えを行います。
◇持続可能な行政サービスに向けて(公共施設再編事業)
施設の老朽化や人口減少などが進む中で、これからも行政サービスを長期間にわたって安定して提供し続けていくため、「鎌倉市公共施設再編計画」の見直しに着手します。
■ミライへの架け橋 子ども・教育
◇指針
待機児童の解消に向けた取り組みを進め、安心して子育て・子育ちができる環境を整備します。また、「鎌倉市教育大綱」を踏まえ、”炭火”のように学びの火を灯し続ける子どもたちを育むために、「学習者中心の学び」の実現に向けた取り組みを推進します。
◇子ども
保育園の建て替え・増築を補助(私立保育所等整備事業)
民間保育所等の環境改善(施設の老朽化対策など)に向けて、建て替えや増築に対する補助を行います。
保育環境を向上させる取り組みに対して補助(私立保育所等助成事業)
保護者の荷物の負担を軽減するため、お昼寝用布団を購入する民間保育所等に対して補助を行うとともに、公立保育所でも同様の布団を購入します。また、保護者の利便性向上や保育士の負担軽減に向けて、ICTシステムを導入する民間保育所等に対して補助を行います。
◇教育
子ども一人一台端末の整備充実(ICT教育環境整備事業)
子どもたちが最新のICT端末を用いて個別最適な学び・協働的な学びに取り組めるよう、モバイル通信が可能なタブレット端末を配備します。
学びの場の多様化を推進(相談室事業)
不登校の子どもたちの新たな学びの場として、「由比ガ浜中学校」を開校し、教育課程に新教科「ULTLA(ウルトラ)」(鎌倉の特性を活かした探究的な学習)を位置付けます。また、引き続き、全小・中学校の「校内フリースペース」の整備を進めます。
学校施設環境を改善(小・中学校施設整備事業、教育支援事業)
老朽化した学校の大規模改修に取り組みます(今年度は第一小学校の改築に向けた「基本構想」策定に着手)。また、協働活動や発表など、探究的な学びに取り組みやすい学習空間を整備します。