くらし ミライへ架け橋をつなぐ!令和7年度新たな取り組み(2)

■ミライへの架け橋 安全・安心
◇指針
市民が安心して自分らしく生活できるよう支援していきます。また、近い将来発生が予測される大規模地震や、凶悪化する犯罪などに備えて、防災・消防・防犯にも力を入れていきます。

◇福祉
ガイドヘルパー養成研修費を補助(障害者福祉サービス事業)
障害者の外出機会の確保に向けて、市内の移動支援事業所へ就労したガイドヘルパー養成研修受講者に対して、受講料を補助します。

介護医療院の整備費を補助(高齢者施設整備事業)
急速に高齢化が進む中で、医療と介護が必要な介護医療院(長期療養と生活のための施設)の整備を促進するため、整備費を補助します。

字幕表示システムを本導入(行財政改革推進事業)
市庁舎窓口に来た誰もがコミュニケーションを円滑に取れるよう、昨年度に試験導入した字幕表示システムを本導入します。

◇防災
避難対策を強化(避難対策推進事業、地域福祉推進事業)
津波浸水想定区域内の避難対策に引き続き取り組むとともに、福祉専門職などの協力を得て、避難行動要支援者の個別避難計画を作成します。

備蓄品や仮設受水槽を整備(避難対策推進事業)
災害時の避難所の質を向上するため、生理用品や口腔ケア用品などの備蓄品を整備するとともに、災害時に必要な飲料水を確保するため、小学校などに仮設受水槽を配備します。

学校に防災用食材を常備(小学校給食事務)
予期せぬ事故や災害により、急きょ給食調理ができない場合に、給食が提供できるよう市内小学校に防災用食材を試行的に常備します。

第一小学校・第一中学校を防災教育重点校に(教育支援事業)
「鎌倉市学校防災マニュアル」の改訂に向けて、第一小学校と第一中学校を「防災教育重点校」に指定し、実効的な避難訓練や防災組織体制、防災教育のあり方などを検討します。

災害時の医療救護本部用に衛星通信を整備(保健衛生運営事業)
大規模災害時における医療救護本部の連絡手段として、衛星を活用した通信設備を整備します。

◇消防・防犯
消防無線の設備改修に着手(指令活動事業)
消防活動における緊急対応を円滑に行うため、消防無線の活動波設備(消防業務用無線設備)の改修に向けた設計を行います。

鎌倉駅西口などに防犯カメラを設置(安全・安心まちづくり推進事業)
鎌倉駅西口付近と北鎌倉駅西口付近に街頭防犯カメラを設置します。

■ミライへの架け橋 その他重点課題
◇ごみ処理
ごみ処理広域化に移行(廃棄物処理施策推進事業)
今年度からごみ処理広域化に移行するとともに、安定的にごみ処理を継続するため、名越クリーンセンター跡地に「ごみ中継施設」を整備するための工事を進めます。

一部地区で戸別収集を先行開始(戸別収集事業)
クリーンステーション(ごみ集積所)の維持管理などに係る負担を減らすため、「燃やすごみ」の戸別収集を4月から先行地区で開始します。

◇観光
オーバーツーリズム対策を拡充(観光振興事業)
ウェブサイト「鎌倉観光公式ガイド」をリニューアルします。スマホで快適に閲覧でき、混雑・防災情報やマナー啓発などに多言語で対応するとともに、リアルタイムにイベント情報などを発信し、観光客の分散化につなげます。

◇農業・漁業
漁業支援施設の整備(鎌倉地域漁業支援施設整備事業)
鎌倉地域の漁業支援施設の整備に向けて、防波堤工事に着手します。

◇エネルギー・環境対策
太陽光発電設備の設置費を補助(環境基本計画等推進事業)
2050年カーボンニュートラル(CO2など温室効果ガスの排出量と吸収量を実質的にゼロにすること)の達成に向けて、既存の補助制度に加え、新たに国の重点対策加速化事業費補助金を活用することで、個人や事業者に対して太陽光発電設備などへの費用の補助を開始します。

■注目!東アジア文化都市事業
◇指針
「東アジア文化都市」として、日中韓3カ国でさまざまな交流イベントを開催します。
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◇日中韓で交流を深めるイベントを開催(交流・特別事業)
鎌倉の伝統芸能や文化を発信するイベントを開催します。また、マカオ特別行政区・湖州市(中国)、安城(アンソン)市(韓国)との交流事業を行います。

◇民間団体が主催するイベントの費用を助成(助成事業)
日中韓の文化や芸術を身近に感じられるような市民向けの事業を募集し、主催する民間団体に対して、実施に係る費用の助成や広報支援を行います。

◇文化施設で特別展などを開催(連携事業)
鎌倉国宝館と鎌倉歴史文化交流館で、東アジアに関連した特別展などを開催します。