くらし 昭和~平成~令和 鎌倉の100年を振り返る(2)

■鎌倉の100年(1)鎌倉の文化~貴重な文化財を今に伝える、鎌倉国宝館
鎌倉国宝館は、大正12年の関東大震災によって多くの歴史ある社寺が被害を受け、貴重な文化財が損失したことをきっかけに、災害から文化財を保護し、併せて人々が見学できるように設立されました。昭和3年に開館し、戦時中は収蔵品の一部を疎開させるなどしながらも、休むことなく博物館として活動を続けた同館は、令和10年に100周年を迎えます。
「国宝館」の名称は、設立当時の古社寺保存法に規定された「国宝」を多数収蔵していたことに由来します。こうした名品を保存・展示する博物館として、現在もその名前を引き継いでいます。

[展示場]
館内には、常設展示(彫刻展示)と特別展示の2つのエリアがあります。常設展示では、地域の仏教彫刻がガラスケースなしでご覧いただけます。特別展示では、年6回程度の展覧会を行い、普段見られない貴重な文化財の紹介をしています。
・市内在住・在学の人は、観覧料が無料です

■鎌倉の100年(2)鎌倉の平和~平和都市宣言と市民憲章を受けて
本市は、昭和33年に全国に先駆けて行った「平和都市宣言」と昭和48年に制定した「鎌倉市民憲章」に基づき、これまでさまざまな平和推進事業を行ってきました。現在は、市民の皆さんに平和について考えていただく機会として「へいわの学校」を実施しています。
今年は戦後80年の節目の年でもあるため、次代を担う子どもたちを対象とした「へいわの学校~修学旅行」を開催します(訪問者の募集は終了)。平和記念式典に合わせて広島を訪問し、平和の尊さや平和のために自分ができることについて学び、考えるプログラムです。訪問後には、子どもたちが体験して感じたことを市民の皆さんに伝える報告会もあります。他にも、平和をテーマとした映画の上映なども予定しています。

◆へいわの学校 イベント
ぜひ、お越しください
・平和を考えるパネル展…8月5日(火曜日)~11日(月曜日・祝日)鎌倉駅地下道「ギャラリー50」で平和に関するパネルを展示
・鎌倉へいわ映画祭…8月14日(木曜日)~17日(日曜日)川喜多映画記念館で「戦争と平和」ほか3作品を上映(トークイベントも)
・修学旅行報告会…8月30日(土曜日)13時00分~15時00分市役所講堂(第3分庁舎)

問合せ:
広報課【電話】61-3867
文化課【電話】61-3872