文化 ひまわりのまち座間(1)

■ひまわりまつりを開催
首都圏随一の規模、55万本のひまわりが咲き誇る「座間市ひまわりまつり」を次の日程で開催します。
日時:8月9日(土)~11日(月)9:30~17:00
場所:座架依橋南北の座間エリア・四ツ谷エリア
アクセス:
・小田急小田原線「相武台前駅」から会場直行臨時バスに乗車(有料)
相武台前駅発…9:00~15:40
会場発…10:30~17:30(15分~20分間隔で運行)
・JR相模線「入谷駅」または「相武台下駅」から徒歩約20分
・臨時駐車場 相模川グラウンド(台数に限りがあります)

展望台:座間エリアに3カ所、四ツ谷エリアに1カ所設置します。
ひまわりの散策路:フォトスポットなどもあり、記念撮影にオススメです。
ひまわりの切り花販売:3本200円
アユのつかみ取り:8月9日(土)、10日(日)
農産物などの販売:市内農業者の夏野菜を販売
模擬店の出店

■第23回座間ひまわり写真コンテスト
今年の座間のひまわり畑で撮影した未発表作品を募集します。
応募規格:A4判の写真用プリント(1人3点まで)
応募方法:市役所4階産業振興課または(一社)座間市観光協会で配布する応募票を作品に添付し、8月31日(日)までに、〒252-0028座間市入谷東3-60-5小田急マルシェ座間II2階(一社)座間市観光協会宛てに郵送(必着)または持参

■Interview ひまわり畑を支える農家さん
首都圏随一を誇る55万本のひまわり。ひまわりは昭和44年に座間の「町の花」として公募で選ばれ、平成5年から現在のひまわり畑が広がるエリアで植栽が始まりました。当時、耕作放棄地であったこの土地に植栽を始めたメンバーに話を聞きました。
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▽耕作放棄地に市の花「ひまわり」を!
ひまわりの植栽が始まるきっかけとなったのが、当時農協に勤めていた川島健三さんが参加した県内自治体の農政に関する会議での出来事。会議の中で県の遊休農地対策補助金を受けられることが決まり、その後「座間市の花ひまわりを植えたらどうでしょうか」と部下から提案を受け「ひまわり」を植えることに。「小さい花を植えても仕方ないし、立派に育つひまわりにしようとの思いがひまわり植栽のきっかけです」

▽55万本のひまわりに込める思い 
ひまわりまつりは期間中約10万人が訪れる市を代表するイベントになっていますが、その背景には地域の農家さんの献身的な支えが。播種から開花までの2カ月間以外にも、まつり終了後のひまわりの刈り取り、ひまわり畑の除草のための耕運など年間を通じての手入れが必要になっています。
畑の手入れには人手が足りていない状況で、「トラクターを持っている方はもちろん、持っていなくても乗れる方にはぜひ参加していただきたい」と小泉さんはお話されていました。
そのような中でも、毎年ひまわりを楽しみにしている方が大勢いて、ひまわり畑で多くの笑顔が見ることが、モチベーションになっていると語ります。

▽四ツ谷のひまわりの愉しみ方
四ツ谷ひまわりの会の皆さんが管理しているひまわりまつりの四ツ谷会場では座間会場にはない「ビンセント」という種類の花を植栽している他、一面に広がるひまわりと丹沢大山の「借景」とのコラボも魅力の一つ。小泉さんは四ツ谷会場の魅力を「静かで落ち着いた、ひまわりまつりの穴場スポット。ひまわりの花をじっくり楽しみたい方にお勧めです」と語っています。
座間会場から四ツ谷会場へは、無料で運行するシャトルバスやレンタサイクルも使用できる他、相模川沿いの木陰を散策しながらの移動もお勧めです。

▽来て、見て、買って、広げよう
8月9日からひまわりまつりが開催されます。座間エリアでは模擬店やアユのつかみ取りなど家族連れで楽しめるイベントも予定しており、四ツ谷エリアでは色や形の違う2種類のひまわりを楽しめます。
花を愛で、甘味で舌鼓。そしてひまわりを愛する地域の皆さんに思いを馳せる一日に。
皆さんもSNSなどで座間のひまわりの魅力拡散にご協力ください。