- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県開成町
- 広報紙名 : 広報かいせい 令和7年11月号
SOSを発することが難しいこどもの場合、周りの大人がその小さなSOSに気づき、救いの手を差しのべることが重要です。
虐待かな…?と思ったら、すぐにご相談ください。
■児童虐待相談は増えている
神奈川県所管の児童相談所で、令和6年4月から令和7年3月までの1年間に受け付けた児童虐待の相談受付件数は、8,023件で過去最多となりました。前年と比較すると574件増えています。
年齢別では乳幼児が約4割、小中学生が約5割を占めています。

出典:神奈川県記者発表資料「令和6年度児童相談所虐待相談受付件数の内訳」より
■どんな種類の虐待が多い?
虐待と聞くと「暴力」が最初に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
児童虐待で最も多いのは、暴言や脅しなどの心理的虐待で、全体の約6割に及びます。また、暴力と暴言などが複雑に絡み合って起こる場合もあります。
○心理的虐待は「こどもの心を死なせてしまうような虐待」
例えば…
・言葉で脅す、心を傷つけることを言う
・無視や拒否的な態度をとる
・きょうだい間で差別的な扱いをする
・こどもの前で夫婦げんかをする
・こどもの前で配偶者などに暴力をふるう(面前DV)
○このようなことも虐待です!
身体的虐待
・殴る、蹴るなど暴力をふるう
・激しく揺さぶる
・やけどさせる
・溺(おぼ)れさせる
・戸外に閉め出す
・意図的にこどもを病気にさせる
ネグレクト(育児放棄)
・適切な食事を与えない
・入浴や着替えをさせず、不潔なままにする
・病気やケガをしても病院へ連れて行かない
・自動車や家に置き去りにする
・同居人が虐待をしていても放置する
性的虐待
・こどもへの性交、性的ないたずらをする
・性的行為を強要する
・性器や性交を見せる
・ポルノグラフィの被写体にする
■こんなサインがあったら虐待かも
○こどもからのサイン
・いつもこどもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする
・不自然な傷や打撲のあとがある
・衣類やからだがいつも汚れている
・落ち着きがなく乱暴である
・表情が乏しい、活気がない
・夜遅くまで一人で家の外にいる
○保護者からのサイン
・地域などと交流が少なく孤立している
・小さいこどもを家においたまま外出している
・子育てに関して拒否的・無関心である
・子育てに関して強い不安や悩みを抱えている
・こどものけがについて不自然な説明をする
サインを見かけたら、相談窓口に連絡を!
※連絡者・相談者の個人情報は守られます。
■相談窓口はこちら
・虐待対応ダイヤル【電話】189(いちはやく)(児童相談所につながります)
・町こども課(こども家庭センター)【電話】84-0327
・育児のお悩み…駅前子育て支援センターあじさいっこ【電話】20-9720
虐待は絶対ダメ!誰も幸せにならないよ!
問合せ:こども課
【電話】84-0327
