健康 (保健師から)成人5人に1人!新たな国民病 慢性腎臓病(CKD)

◆成人5人に1人!新たな国民病 慢性腎臓病(CKD)
~忍び寄る腎臓の機能の低下に注意~
特定健康診査・後期高齢者健康診査を受けてチェックしよう

◇慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の働きが、健康な人の60%未満に低下するか、あるいはタンパク尿が出るといった腎臓の異常が続く状態を言い、約2,000万人(成人5人に1人)は、患者であると推計されています。この病気は自覚症状が乏しく、気付かずに進行してしまうため、健診でチェックすることがとても大切です。

◇慢性腎臓病(CKD)をチェックしよう!
町が実施する特定健康診査・後期高齢者健康診査には、腎機能に関する検査(クレアチニン・eGFR・尿蛋白)が含まれています。
腎機能の低下が無いか、健診結果を確認しましょう。
慢性腎臓病:(1)尿蛋白が(+)、(2)糸球体濾過量(GFR)が60mL/min/1.73平方メートル未満に低下の、いずれかが3カ月以上続く状態

◇腎機能の低下が認められたら、まずは相談
かかりつけ医に相談するとともに、町の保健師・管理栄養士による健康相談(事前予約制)もご利用いただけますので、ご希望の方は国保年金課へご連絡ください。

◇腎臓は腰の辺りに左右に1個ずつあり、1個が150gほどの小さな臓器です
腎臓の大切な役割:
・血液をろ過して、老廃物を尿として体外に排せつする
・水分と塩分の排せつ量をコントロールして血圧を調整する
・ミネラルや酸性・アルカリ性のバランスを保つ
・血液を作るホルモンを分泌する
・カルシウムの吸収に必要な活性型ビタミンDを作り、骨を健康に保つ

問い合わせ:国保年金課 国保年金班
【電話】(内線)3376