くらし ~住み慣れた地域で共に~ 移住者が感じる妙高の魅力 No.8

■軽澤 孝佑(かるざわ こうすけ)さん・奈々子(ななこ)さん
市は、妙高市に移住してきたかたに、移住のきっかけや妙高に来てから感じたことをインタビューしています。今回、ご紹介するのは、神奈川県から妙高地域に移住し、理想の家で「畑のある暮らし」を実現した軽澤さんご家族です。

○全国を巡って探した理想の家 住んで感じた妙高の魅力
[孝佑さん(以下「孝」)]「妙高は関東圏から近く、お互いの実家から高速で4時間なので、すぐ実家に行ける安心感があります。また、魚をさばいたり干したりするのが好きなので、海と山が近いことも魅力でした。山も大きく、自然の恵みをしっかり感じられます。引っ越すと決めてから、妙高について調べて、実際に来ていろいろなことを見て体験するうちに、どんどん好きになりました」。

○地元の人との関わりから生まれた仕事のチャンス
現在は温泉組合の仕事で毎日、山に登っているという孝佑さん。仕事はどのように探したのでしょうか。
[孝]「子どもが小学校に入学するまでに決まればと思っていましたが、なかなか決まりませんでした。農業法人でアルバイトをし、集落のかたと仕事をするなかで、今の仕事が決まりました。冬は赤倉の旅館で働き、1年の仕事が循環しています」。また、妻の奈々子さんは地域のかたから誘われて仕事が決まったそうです。
[奈々子さん]「子どもの送迎でバス停まで歩いていた時に、集落で一番元気なおじいちゃんから声をかけてもらい、畑仕事を手伝うことになりました。このほか、フリーランスでライターや映像制作の仕事もしています。お祭りやミュージシャンの撮影など、依頼があれば日本全国どこでも行きます」。

○地域のために取り組みたいこと
[孝]「今後どの地域も、過疎化と少子化が進んでいきます。10年以上イベント企画業をやってきたので、『いつか、これまでに培った人脈を生かして、音楽やアートイベントで地域を盛り上げることが出来ればいいな』という理想はあります。まずは地域になじんで、地域のことを知ること。そのために仕事も近場で探しました」。
さらに孝佑さんは、現在の田んぼや畑の風景を残したいという思いがあるそう。
[孝]「いっしょにファームで働く人たちは60・70代が中心で、その下の世代が少ない状況です。田んぼも畑も少し間が空くだけでなくなってしまう危険があります。その前に自分たちにできることをいろいろ習っています。来年は自分たちで田んぼをやろうと思っています」。
妙高で新しいことに楽しみながら挑戦する軽澤さんご家族。これからの生活が楽しみです。

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問合せ:地域共生課 移住定住推進係
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